2010年01月01日発行 1115号

【判決報告集会にみなぎる勇気と確信 派遣法廃止へステップアップ】

 午後6時から東京しごとセンターで開かれた報告集会は、敗訴報告の集会とは思えないような今後の闘いへの勇気と確信のみなぎる集会となった。

職場に戻すまで闘う

 吉岡さんを松下電器の職場に戻し、人権侵害・不当な雇い止めをなくす会の田中充郎事務局長が「この判決をもってしてもパナソニックの犯罪行為と人権侵害 の事実は消せない。吉岡さんを職場に戻すまで闘う」と基調報告し、12月21日パナソニック本社デモなどの引き続く行動を提起。村田浩治弁護士の判決報告 に続いて、弁護団から「パナソニックがもしえげつない仕打ちをしていなかったら、ただ『派遣法違反でした。ごめんなさい。この人は解雇します』で済むとい う判決だ。これでは労働者は安心して働けないし、将来の設計を立てられない。働いて暮らしていける社会をめざして『私も頑張るからあなたも頑張ろうよ』と たくさんの人が立ち上がりましょう」(中平史弁護士)など感想が語られた。

 服部良一衆院議員や小池晃参院議員、志位和夫共産党委員長ら国会議員からのメッセージ紹介の後、全労協全国一般全国協書記長の遠藤一郎さんらから連帯のあいさつ。

「新しい時代が来た」

 吉岡大阪高裁判決に勇気を得て提訴した原告など闘う当事者たちが次々とマイクを握り(発言要旨別掲)、「吉岡さんを勝たせて私たちも職場に戻る、と闘っ てきたが、今度は私たちが職場に戻って吉岡さんを職場に戻す」(キヤノン訴訟・阿久津志真一さん)と激励する。吉岡さんの「後に続く仲間の意欲が下がらな いか」への力強い回答だ。

 パナソニック電工訴訟原告・佐藤昌子さんを支援してきた宮城合同労働組合は「佐藤さんの職場復帰を勝ち取り、今度は吉岡さんの職場復帰をバックアップし たい。派遣法違反であっても労働者にはなんら請求権がないという判決。派遣法は抜本改正をワンステップに、葬り去らねばならない」。同様に、不当判決で派 遣法は廃止しかないことが明確になったとの訴えが相次ぎ、共感の拍手が広がる。

 70〜80年代、東京争議団運動の中心として数多くの争議を勝利させた中小労組政策ネットワークの小野寺忠昭さんは「自分たちの争議生活を豊かにきちん とやり抜くことが大切だ。吉岡さんもその領域に入ったのかと思う。ふざけた判決の中にも光があるということをおさえて長期に闘うと本人が踏み込んだとき、 もはや闘いに負けはない。今日のような、純で、自分の弱さもさらけ出す人たちが闘う新しい時代が来た。相手はグローバル資本。争議団としても新しい時代を ともにひらきたい」とエールを送った。
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