2012年03月16日発行 1223号
【原発事故から1年 過ちをくり返すな 再稼働は絶対に許さない 汚染がれきを受け入れるな 放射能がれき受け入れに抗
議 東京・中央清掃工場 「ゼネコンを潤すだけだ」】
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東京23区の清掃工場は都民の強い不安を踏みにじり、宮城県女川町からの放射能汚染がれき受け入れを開始した。
東京都と特別区長会、宮城県、女川町の4者が昨年11月に交わした「災害廃棄物の処理に関する基本合意」に基づく、としているが、合意に至るまでに住民
への説明は一切なく、2月以降ようやく開かれた各区の説明会でも放射能の拡散を心配する多くの声に耳を貸すことのないまま、3月2日、がれきの移送・搬入
を強行したものだ。
受け入れ第一陣となった中央区晴海の中央清掃工場前では、この日早朝から「ストップ!放射能汚染がれき首都圏ネットワーク」の市民らが抗議の行動をくり
広げた。
「移動してはいけない」
ネットワーク事務局の高瀬幸子さんは「23区清掃一部事務組合や東京都環境局などに要請してきたが、どの担当部局も放射能の危険性に対する認識に欠け
る。なぜチェルノブイリから学ばないのか。被災地の自治体は現地に処理施設をつくり雇用につなげることを望んでいる。石原知事が一番先に手を上げたのは、
鹿島をはじめ大手ゼネコンに仕事が行くことが決まっていたからだ。中止するまで行動を続ける」と訴える。
各区の区民の怒りの発言が続く。「説明会で住民が真剣に思いを言葉にしているのに『柳に風』。説明すりゃいいだろう、というものか。ツケは子どもたちに
回る。今のうちに止めてほしい」(大田区民)「放射能汚染したものは移動してはいけない、というのが専門家の意見だ。がれき処理に都は70億円の補正予算
を組んだが、そんな金があるなら直接被災地の復興に回せ」(港区民)
要請書を門前で手渡すと、工場長は「真摯に受けとめます」。すかさず「真摯にというなら中止しろ」の声が飛んだ。首都圏なかまユニオンは「江戸川清掃工
場で労働者が被曝した。安全に働ける職場環境をつくるために現場から声を上げてほしい」と呼びかけ、平和と民主主義をめざす全国交歓会は「建設業界は昨年
末までに3700億円のがれき処理事業を受注した。ゼネコンの利益保障に税金を使うな」と迫った。

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