2013年10月04日発行 1299号

【平和が勝った! いま運動を継続するとき 9月17日 UFPJ(平和と正義のための連合)アピー ル】

 われわれを新たな破滅的戦争に引き込む瀬戸際まで行った3週間の後、平和は勝 利した!

 何万もの電話やメール、署名、議員との面会、新聞への投書、徹夜の監視行動、デモ、集会が流れを変えた。平和 と正義の運動が発揮した力を正しく評価し喜び合おう。同時にこの局面をむだにしてはいけない。今は運動を継続す るときだ。UFPJへのカンパを要請する。参加団体と献身的な活動家たちが結びつきを強め、効果的な行動や影響 力を継続できるように。

 多くの参加団体から目覚ましい活動の報告があった。みなさんの運動や取り組みをUFPJのウェブに投稿し、 フェ イスブックのページとリンクを張って、情報を共有し続けてほしい。このメールを拡散してほしい。われわれはこの勢いを持続し、将来の課題に立ち向かうため に、運動を構築し続ける必要がある。

 事態がどう展開していくか、はっきりしたことは言えない。軍事行動が回避されたことで、外交が可能だという確 信が生まれた。化学兵器がシリアから撤去され、アサド政権とアルカイダの双方の手には届かない状態になるかもし れない。そして、交渉における一つの前進がほかの重要問題に関する協力に向けたステップになる可能性もある。

 しかし、戦争屋の圧力団体や兵器メーカーは執拗だ。外交官たちがジュネーヴで協議を進めている間にさえ、 CIA(米中央情報局)はシリアの反政府組織に武器を輸送し、米議会内の好戦派は戦争決議をあげようと圧力をかけている。ホワイトハウス (202−456−1111)や議会(1-855-686-6927)に電話し、「戦争ではなく外交を」という メッセージを送り続けよう。あなたの連絡先リストにこれらの番号を付け加えてほしい。

 われわれはこの局面をむだにはできない! 化学兵器・通常兵器による市民の殺戮が終わるまで、シリア市民が非 暴力の手段で自分たちの未来を決定する道が敷かれるまで、政権側にせよ反政府勢力側にせよ人権侵害に責任を負う 者がその責任を問われるまで、この悲惨な内戦がもたらした人道上の危機と難民問題に対策がとられるまで、外交的 解決手段が追求されるべきだと主張しなければならない。700万人に近いシリア人が家を追われ、外国からの援助 で何とか生き延びている。彼らのためにも停戦を要求しなければならない。

 人びとが行動を起こしている今このときは、米国の侵略的な外交政策を変え、海外での戦争よりも国内での市民の 緊急のニーズに財政を振り向けるバランスの取れた予算編成にすることを要求するときだ。強力な平和と正義の運動 こそがこの実現を約束できる。UFPJがみなさんと連絡を保ち、全米の何百もの地域平和運動団体に情報を伝えす ぐ行動に移れるよう、できる限りの支援をお願いしたい。

(感謝をこめて UFPJ運営委員会)




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