2015年11月13日発行 1403号

【政府は民意に従え―辺野古の海を埋め立てるな 安倍と橋下維新を倒そう 11・3団結まつりに3千人 市民投票は93%が反対】

 11月3日大阪・扇町公園で開かれた「未来を決めるのは私たち! 安倍・橋下を倒そう! 団結まつり」は3千人が参加。辺野古新基地建設阻止・安倍内閣打倒へ沖縄県民と本土との連帯をいっそう深め、戦争法廃止・反原発・争議勝利などすべての闘いを結ぶ場となった。

 キャンプ・シュワブゲート前行動リーダーの一人、上間芳子さん(沖縄平和市民連絡会)は「本体工事着工」との報道を批判した。「全くウソの報道だ。兵舎を壊してガレキを敷きつめ、作業場をつくろうとしているだけ。本体ではない。埋め立てにはまだまだ着手できない。『本体工事着工』と言って、私たちをあきらめさせようとしているが、私たちは絶対にあきらめない」と力強くあいさつ。

 韓国からのゲストは、韓国市民団体の「同胞一つ」のチェ・ギェヒョンさんと「希望連帯労働組合」のキム・ジノクさん。キムさんは「『未来を決めるのは私たち』のまつりスローガンは韓国でも同じ。労働者・市民の共同が社会を作り出している」と連帯あいさつした(次号以降詳報)。

投票総数は8千超

 関西ではまつりに向けて、9月27日から「沖縄県辺野古への新基地建設を問う市民投票」が取り組まれた。

 開票結果の発表がまつりのハイライトとなった。

 「投票総数8212票。反対7613票(93%)、賛成527票(6%)」のボードが示されると、大きな拍手と祝福のクラッカーが鳴った。

 安倍政権への抗議文が読み上げられた。「93%の市民が反対の意志を表示した。沖縄県民の民意と全く同一だ。安倍政権は沖縄県民と全国の市民の民意に従わなければならない。新基地建設工事を直ちに中止せよ」

 「1か月間、ライブとセットで市民投票を呼びかけた。分かったことは、辺野古の基地建設に憤る市民がたくさんいること。行動を起こせば必ず市民が応えてくれることも分かった。楽しく元気になる行動だった」と取り組みを振り返る発言に、上間さんが答えた。「93%の反対よりも8千人以上の市民と対話したことの意味が大きい。市民にとっては辺野古を考えるきっかけになったはず。こうした取り組みが全国に広がることが展望になる」

 フィナーレで上間さんに虹の7色の横断幕が手渡された。京都府向日市議の杉谷伸夫さんは「過去2回、辺野古反対の意見書を可決したが、今度の12月議会で3回目の決議を上げる」との決意をプレゼントした。

 安倍打倒へのパフォーマンスは、昨年に続く「安倍・橋下を引きずり倒そう」綱引きに加えて「安倍謝罪玉入れ」を実施。玉が入るたびに安倍の頭が下がり出し、ひっくり返ったら「アイム・ソーリ」の文字が出た。大人も子どもも拍手喝采だ。

改憲を止めるために

 11月22日投開票の大阪市長・大阪府知事のダブル選挙に向けた訴えも次々と。平和と民主主義をともにつくる会・大阪の山川よしやす代表が決意表明。「安倍と橋下の改憲策動を止めるために、ダブル選挙で維新の息の根を止めよう」と呼びかけた。









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