2016年05月27日発行 1429号

【参院選比例区 福島みずほさん勝利へ全力 「アベの天敵を国会に残そう」 大阪で囲む集い開催】

 平和と民主主義をめざす全国交歓会(全交)は参院選比例区で社民党現職の福島みずほさんの勝利のために全力を尽くすことを決めた。

 5月11日には大阪市内で、「戦争法廃止!憲法改悪許さない! 戦争・原発・貧困推進の安倍政権を倒そう 福島みずほさんを囲む集い」を開いた。

 会場は開会前から熱気に満ちた。福島さんが来場すると、京都府向日(むこう)市議の杉谷伸夫さんや大阪府枚方(ひらかた)市議の手塚たかひろさんなどと早速固い握手。原発輸出反対、放射能健診実現、男女平等、辺野古新基地反対、リニア新幹線反対などに取り組む市民運動の代表も次々と激励に。福島議員は政府交渉や院内集会の紹介議員になるなど、市民運動と国会を結ぶなくてはならない存在であることが改めて浮き彫りとなった。

 山川義保全交共同代表が基調で福島さん推薦の理由をこう述べた。「私たちの政策と運動を国政に反映させる国会議員は絶対に必要です。護憲勢力の議席を守らなければなりません。福島議員は現職として参議院に残さなければなりません」

「勝たなくてはいけない」

 参加者は220人以上に膨れ上がり、いよいよ福島議員の登場だ。

 「参院選の争点は次の3つ。憲法を活かすか、殺すか。1%のための政治継続なのか、99%のための政治変革なのか。脱原発か、原発推進か」

 「安倍は『在任中に憲法改正する』と言った。参院選で改正の発議に必要な3分の2以上獲得をめざすと明言した。これは『日本国憲法殺人事件』だ。安倍のこの執念に、私たち一人ひとりの民主主義が勝たなくてはならない。それが今度の参院選だ」

 「私は2010年5月、辺野古基地建設の閣議決定に署名を拒否して大臣を罷免された。記者会見で『社民党は沖縄を裏切りません。全力で辺野古新基地反対で頑張る』と言った。もし署名をしていたら、今のようなオール沖縄の闘いになっていただろうかと思う」

 「安倍内閣は、選挙前は選挙に勝つためならなんでもやる。選挙に万が一勝ったら襲いかかってくる。地域運動、労働運動、市民運動に対する弾圧が始まるのではないかと恐れている。だから勝たなくてはいけない。厳しい選挙だが、こんなに国会に残りたいと思うのは初めてだ。全身全霊を賭け頑張る決意です」

 まさに立て板に水≠フ福島さんの政策と決意の表明に大きな拍手が起こった。

99%のための闘いだ

 MDS(民主主義的社会主義運動)の佐藤和義委員長は「福島さんを支持するのは、まず号外に示したMDSの選挙政策との一致であり、これまでも連帯してきたし、今後も連帯していく確信からだ。改憲をめざす安倍を倒すために何としても護憲派の勝利が必要。これは世界に広がる99%の民主主義のための闘いの重要な一翼だ」と連帯あいさつ。手塚市議も枚方市での野党共闘の動きを紹介し「安倍の天敵・福島さんは国会になくてはならない」と全力で応援する決意を述べた。

 参加者からは「安倍政権を倒したい」強い思いと取り組みが報告された。戦争法廃止への2000万署名、原発再稼働阻止・避難者の要求実現、貧困をなくすための最低賃金1500円の実現、人間の尊厳を奪う福祉の切り捨て阻止など。社会のあらゆる分野で広がる安倍政権への怒りを束ねることができるかどうかが参院選勝利の鍵だ。

 参加者全員の熱い思いを受け止めた福島さんは力強くこぶしを突き上げた。



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