2016年05月27日発行 1429号

【雇用と暮らしの底上げアクション なくせブラック企業!最賃今すぐ1500円!】

 5月11日、東京・日比谷野外音楽堂で「雇用と暮らしの底上げアクション『アベ政権はもう嫌だ!次に来る矢は解雇自由≠ニ定額働かせ放題=x」が開かれた。日本労働弁護団などでつくる実行委員会の主催。連合・全労連・全労協・各地のユニオンの労働者や市民ら1800人が集い、集会後は銀座通りをデモ行進した。

労働法制改悪阻止へ

 集会では、労働弁護団の徳住堅治会長が「安倍は、同一労働同一賃金とか非正規の正社員化とか耳当たりのいいことばかり言い、選挙を乗り切ろうとしている。本質は、給料定額の働かせ放題、自由な解雇。断固阻止しよう」とあいさつ。参院選で労働法制の改悪を争点とし、安倍政権を打倒しようと呼びかけた。

 保育労働者は「自治体はハコモノだけ作ってあとは民営化、ではダメ。給料上げて保育士増やして。軍事費削って保育に」と訴え。「過労死防止法は出来ても、長時間労働が改善されないから過労死はなくならない」(過労死弁護団全国連絡会議)「2〜3店舗の責任を持たされて帰宅できない店長、何時間働いていくらという条件が示されない求人詐欺―ブラック企業は増えている。大学生も社員同様に働かされ、退学する者も」(ブラック企業対策プロジェクト)など、派遣法改悪をはじめ規制緩和のもと深刻化する雇用破壊が告発された。

 銀座デモには、若者らによるサウンドカーが登場。「最低賃金/1500円」「上げろ/上げろ」「ブラック企業」「なくせ/なくせ」とリズミカルにコールする。「富裕層の税金増やせ」「軍事費削って福祉に回せ」「中小企業に税金回せ」「社会保障に税金回せ」と分かりやすくアベノミクスを批判した。

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