2016年06月24日発行 1433号
(実発行日 6月17日)

【改憲阻止!安倍打倒へ 参院選を勝つための行動を MDS集会開く】

 MDS(民主主義的社会主義運動)は参院選勝利に向けたMDS集会を6月12日、東京と大阪で開いた。「参院選を徹底的に闘いぬき、改憲阻止・安倍内閣打倒を実現しよう」と呼びかける基調講演(2面に要旨掲載)を東京ではMDS佐藤和義委員長が、大阪では山川義保副委員長が行った。

 MDSは、比例代表は福島みずほさん(社民党)、選挙区は東京で山添拓さん(共産党)、千葉で小西ひろゆきさん(民進党)、神奈川であさか由香さん(共産党)、滋賀で林久美子さん(民進党)、京都で大河原としたかさん(共産党)、大阪でわたなべ結さん(共産党)、兵庫でみずおか俊一さん(民進党)、沖縄でイハ洋一さん(無所属)を応援する。

東京 一人でも多くの支持を

 東京の集会では、「戦争法廃止2000万人署名から選挙勝利へ」のテーマで各地域から報告が続いた。

 足立区議の土屋のりこさんは「安倍を倒すためにやるべきことは明確。安倍打倒をめざす候補の支持者を一人でも多く獲得することだ。福島みずほ足立応援団では3万世帯にポスティングし、スーパー前や団地、商店街で辻立ち、練り歩きを重ねている。とくに『最低保障年金の創設を』の政策に関心が高い。きのうはLGBT当事者も駆けつけ、アピールしてくれた」。

 荒川区在住の高瀬幸子さんは「2000万署名の共同行動をきっかけに『したまち勝手連』をつくった。カフェでのおしゃべりの場が貴重で、安倍批判やいろんなことで話がはずむ。ポスター張りをしていると『福島みずほって日本人じゃないでしょ』という声を聞き、びっくり。だからこそ、堂々と力強く発言するみずほさんを応援したい」。希望のまち東京in東部の瀬田裕和さんからは、東京大空襲を生き延びた人びとが語る戦争の真実を、戦争を知らない安倍につきつけていくことの重要性が指摘された。

 神奈川選挙区での市民の共闘の広がりを伝えたのは、ZENKOかながわの青島正晴さん。「これまで知らなかった方も活動に参加してくる。盛り上がったけど残念だったね≠ナは話にならない、できることはすべてやろうと話し合っている」

 福島みずほさんがビデオメッセージで登場。「参院選の争点は3つ。憲法を生かすのか殺すのか。1%のための政治か99%のための政治か。脱原発か原発推進か。共通するのは、政治を主権者である市民に取り戻すこと。川崎でヘイトデモを市民の力で止めたように、安倍内閣の暴走をたくさんの有権者の力で止めよう。民主主義、人びとの力こそ勝つ。みなさんを頼りにしています」と訴えた。

 4月に総選挙が行われた韓国からは青年ユニオンが「変化を望む青年たちの高い投票率によって、既存の社会を掌握していた保守政党を大敗させた。最低賃金を人間らしい生活ができる水準に引き上げ、貧困問題を解決していく」とのメッセージを寄せた。

 最後に、MDSが推薦する予定候補の勝利をめざして、対話や働きかけ、ポスター張り、チラシ配布、街頭・ネットでの宣伝に取り組むなどの行動提起があった。

 司会を務めた首都圏なかまユニオンの組合員は「あきらめている人たち、無関心層にいかに興味を持ってもらえるか考え、今どんな状況になっているかを多くの人に知らせることが一番大切だと思う」と感想を話している。





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