2016年07月29日発行 1438号

【ウチナーびけん 市民と対話広がる選挙活動】

 6月5日の沖縄県議選で狩俣信子さん、7月10日参院選では選挙区・イハ洋一さんと比例区・福島みずほさんを応援し、3人とも見事当選しました。

 立候補者を知ってもらうために、ポスティングしたり紹介ハガキを出し、ハードルの高い電話がけや街頭で直接市民へビラを渡すことにも挑戦。対話することで、その人の候補者に対する思いや安倍政権への怒りが伝わり、とても楽しかったし、勇気づけられました。

 県議選で狩俣さんの選挙区は沖縄の中でも那覇市と離島に限られています。呼びかけをする人も当然限られ、対象者とつながるために必死で動きました。

 これまで活動してきた奨学金返還相談者にハガキを送り、平和運動をしている人や職場の知り合いにも範囲を広げて電話がけをしました。「狩俣さんの政策にある、沖縄で返還不要の奨学金を作ろうと頑張っています。ぜひ投票をお願いします」と話すと、「それは知らなかった。わかりました。頑張って」「選挙の電話はいつも対立候補の悪口しか聞かされていなかったが、子どもたちのために頑張るなら応援したい」など良い反応も次々と。電話をかけた人だけでなく、パートナーや子どもにも伝えると言ってもらうなど、広がりを作れました。

 参院選では、イハ洋一さんと福島みずほさんの2人に共通する戦争と貧困をなくす政策、辺野古新基地建設断念と、若者の正規雇用、最賃1500円、給付型奨学金づくりを紹介しながら呼び掛けました。

 職場の人から、投票に行ったとの報告。「みずほさんの名前をど忘れしたので時間がかかり、投票所の人から政党名でも良いと言われたが、福島みずほの名前を探して書いてきたよ」。お願いした人は「了解、奨学金無償賛成!頑張っているんですね、うれしいです。若者に厳しい制度本当に可哀想です!」。街頭でリーフを配ると、市民から「投票してきたよ。頑張って」とうれしい反応もありました。

 働きかければ政治を変えたいことが伝わる、と実感した選挙でした。    (那覇和子)

 
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