2016年07月29日発行 1438号

【2016ZENKOin大阪の成功へ 福島みずほ議員参加決定 沖縄・海外からも多彩なゲスト 沖縄に学び都知事選勝利 都内で沖縄連帯集会開く】

 「命を守らない安倍政治は終わりにしよう」―7月16日、都内で辺野古シュワブゲート前リーダーの上間芳子さんを招いて沖縄連帯集会が開かれた(主催は平和と民主主義をめざす全国交歓会)。参加者は、参院選で勝利した沖縄の運動に学び、安倍の改憲・戦争・貧困・格差拡大の政治と対決するために都知事選で野党統一候補の鳥越俊太郎さん勝利に全力を挙げることを確認した。

 参院選について上間さんは「直前の県議選に力を入れ、正直参院選は立ち遅れた。女性たちが街頭でコンサートを行うなどして、まず立ち上がった。大差をつけた背景には、現職の島尻大臣に対し『裏切ったあいつだけは通したくない』との高齢者の怒りがあった。当選した伊波さんが『沖縄を軍事の拠点ではなく、アジアの平和の拠点に』と訴えたように、市民の交流を作ることが戦争を防ぐ道だ」。

 都知事選についても「参院選の結果に(都民は)不安を抱いていると思う。改憲を止める≠フ一点で訴えれば。その先の衆院選で決着を」と訴えた。

女性の多い闘いは勝つ

 参院選で、比例代表は福島みずほさん、東京選挙区山添拓さんを応援した多摩地域の女性は「初めて選挙に関わった。この人を当選させようと主体的に関わることで、政治に対する意識、考えが変わった。議員を市民(運動)の中から送り出すことが大切だ」と報告した。神奈川の参加者はうちわを振って選挙期間中使ったコールを都知事選版にして再現。「東京都知事、鳥越俊太郎」「野党共闘、鳥越俊太郎」とエールを送った。

 会場の質問に答えて上間さんが強調したのは、女性の進出と自己決定を尊重した運動づくりだ。「(この会場には)女性が少ないですね。女性はとにかくしゃべる、粘り強くしゃべる。心をつかんだ人が勝つ。女性が多い闘いは必ず勝つ」。「女性のリーダーを地域ごとにつくる。演説が下手でも、歌が、踊りが上手いという人もいる。自分のことは自分で決めるという自己決定を大切に取り組んでいる」と述べた。

 主催者から、7月30、31日に開催される「2016ZENKOin大阪」への参加が呼びかけられた。また、都知事選勝利に向け、駅頭メガホン行動・電話かけなど諸行動、7月18日の「鳥越さんを応援する市民センター発足集会」への結集も提起された。

 沖縄連帯、参院選に取り組んできた学生は「ZENKOに参加して、一人ひとりが今後の行動の意志決定に関わっていければいい」と語った。





街頭で、沖縄署名でチケット販売広がる

 沖縄新基地建設反対と2016ZENKOの成功を呼びかける連続署名行動では、初めて署名に取り組む人やその場で参加チケットを購入する人も(7月18日、大阪市・京橋駅前)。

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