2016年08月05日発行 1439号

【M社・セクハラ争議デモ 社長宅から社前まで コールと歌がとどろく】

 にぎやかなコールと争議のテーマソング『Oh!りんりん』の歌が神戸・三宮の繁華街に響き渡りました。7月19日、この争議で初めてのデモです。「セクハラ企業はどこだ/株式会社M社」と社前まで元気よく道行く人たちに呼びかけました。セクハラの責任を取らない、謝らないM社社長。超高層マンションに住む社長の元に届けと怒りをこめてシュプレヒコールを行いました。

 この日の第5回裁判と進行協議で、次々回から証人調べに入ることになりました。会社側はM社社長は証人とするが親会社N社会長は出しません。そもそも事件があった「研修」のきっかけを作った親会社会長の責任は重い。にもかかわらず、子会社社長に責任を押し付けて知らぬ顔で済ますつもりなのか。その怒りもこめて社前までのデモを貫徹。会社への要請では「スラップ(恫喝)訴訟は取り下げよ、社長、会長は団交に応じよ」と迫り、必ず回答するように強く要求しました。

 このセクハラは社長という社会的地位を利用して労働者の人権を踏みにじった許せない行為です。セクハラの事実を明らかにし、謝罪と補償を求める裁判は絶対負けられません。そのためにできるだけ早く、大法廷での社長の証人尋問を実現させなければなりません。公正判決要求署名は7月末第1次集約です。早急に大きく広げましょう。

◆第6回期日は10月11日13時20分〜 神戸地裁228法廷

(なかまユニオン阪神分会・高島ふさ子)
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