2016年10月07日発行 1447号

【地域に沖縄・憲法署名を 東京 足立 「高江を止める署名です」】

 ZENKO関東事務局は9月24日、足立区竹ノ塚駅前で署名行動をおこなった。あいにくの雨、気持ちが天気に負け気味になるが、駅前の屋根の下を確保し、5人で行動を開始した。

 4人が署名を集め、1人は団結まつりチラシ配布。「高江のヘリパッド建設中止を求める署名です」と呼びかけると、一直線にこちらに向かってきてすすんで署名する人がいる。一方、沖縄県民だという人が「雇用がなくならないように基地はあったほうがいい」と去っていく場面もあったが、他方で「沖縄でやってることは許せない」「基地はないほうがいい。沖縄は日本ではないのか」といったうれしい賛同の声も。

 団結まつりチラシも、バスを待つ人や駅から出てくる人に配り、持参したチラシが底をつく。雨の中だったが、2時間で署名19筆を集め、署名用紙を3人に持ち帰ってもらった。

(ZENKO関東事務局・K)

枚方 交野 上映会で署名実行委スタート

 9月22日、大阪府枚方(ひらかた)・交野(かたの)地域では、署名実行委員会を開催。「高江ー森が泣いている」を上映し枚方在住の沖縄出身者のお話を聞き、緊急署名をどのように集めていくかを論議しました。

 映像やお話では、高江や辺野古での安倍政権による工事強行に対して、文字通り命がけの、体を張った沖縄の人びとの抵抗運動が生々しく伝わってきました。フィクションではなく現実に今、沖縄で起きている出来事であることに参加者はみなショックを受け、こうした事態をつくり出している安倍政権に改めて怒りと憤りを強く感じました。

 と同時に、参加者一人ひとりが沖縄の人びとにいかに連帯していくのか、その闘いを孤立させない本土からの支援をどうつくり出していくのか考えさせられました。この新署名を広げることこそが今、私たちに問われていると確認し、集会後ただちに街頭行動へと出ていきました。

(枚方・交野署名実行委員会 松田久子)


兵庫 「憲法を生かす」地域運動へ

 ZENKO兵庫でも、毎週、駅前などでの署名行動を始めている。「沖縄と平和憲法の署名です」の呼びかけに、立ち止まる人は「安倍政権は沖縄の声を聞きませんね」と話される人も多く、沖縄を気にかけていることが伝わる。

 駅前で署名行動をしていると、バスの職員の方が「ずっとスピーチを聞いていたけど、高江のことはひどいと思った」と署名された。きっちり話をすれば伝わると感じる。街頭で「沖縄には平和憲法が適用されていない」ことをさらに伝えたい。

 ZENKO兵庫では、11月に西宮で「憲法を生かす写真展」も企画している。沖縄や福島などの写真の横に憲法前文(平和的生存権)・13条(幸福追求権)などの条文を掲示するなど、憲法と照らし合わせて発信できる企画にしたいと考えている。教育、暮らし、個人の尊厳に関するテーマにも踏み込んで、改憲を許さず「憲法を生かす」地域運動として広げたい。

(ZENKO兵庫・松谷卓人)
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