2016年10月14日発行 1448号

【安倍の改憲と闘う MDS集会】

 10月2日、MDS(民主主義的社会主義運動)は「憲法を生かし平和で個人の尊厳が輝く社会をつくろう! MDS集会」を東京と大阪で開いた。「臨時国会での安倍政権の狙い〜我々はいかに闘うか」の基調講演を大阪ではMDS佐藤和義委員長、東京では山川義保副委員長が行った(講演要旨は2面参照)。

近づく団結まつり 東京

 東京の集会であいさつした高瀬晴久さんは「新潟県知事選、東京・福岡の衆院補選と野党共闘が成立していない。民進党が共産党との共闘を嫌がっている。しかし、共闘を求める市民の声は強い。地域から野党共闘を作ろう」と呼びかけた。

 山川義保MDS副委員長の講演の後、構成詩「憲法を生かし、個人の尊厳が輝く社会を!」で、安倍政治に対する各地・各分野の闘いが報告された。

 神奈川からは「沖縄・改憲緊急署名は土日を中心に9回、駅頭・街頭で集め、500筆を超えた。署名行動を通して6人と新しい出会いが生まれた。市民連合の仲間と、戦争法廃止2000万署名のときのように共同行動をやろうと話し合っている」。子ども脱被ばく裁判支援者は「原子力緊急事態宣言は解除されていない。放射線管理区域に何百万人も住ませている。区域外避難者への住宅打ち切りは憲法13条(個人の尊重、幸福追求権)違反だ。被ばくは東日本全体の問題。年間1ミリシーベルト以下に戻せ。放射能安全神話を打破しよう」。

 小規模介護事業を営む男性は「安倍は介護費用の抑制、サービスの低下を狙っている。介護制度改悪に反対する署名を今日からスタートさせ、厚労省と交渉する。まず当事者の声、何が必要かを反映させることを基本にしたい」。子どものためのフリースペースを運営する女性は「文科省は不登校を問題行動≠ニみて、子どもたちを管理するための不登校対策法案を通そうとしている。廃案を求める署名にご協力を」と訴えた。

 10月23日には亀戸中央公園で「改憲も新基地もNO!命どぅ宝 団結まつり」が開かれる。まつり実行委員会の女性が呼びかけた。「沖縄・高江で闘う儀保さんが来られる。活動って恋愛と同じ。手紙を書く。楽しくやる。臆さずやる。振られてもめげない。星の数ほど相手はいるんだという気持ちで、ぜひ誘ってほしい」。会場からドッと笑いが起こった。

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