2016年10月21日発行 1449号

【ZENKO連帯 毎月続ける沖縄連帯ツアーで高江へ 緊急署名の取り組みも報告】

 毎月、沖縄連帯ツアーに取り組むZENKO。10月8日は東村高江の座り込み大行動に合流した。参加団の田中拓真さんから報告が寄せられた。

今日も工事を止めた! 年内完成阻止は可能だ

 海岸線が明るくなってきた8日午前6時半、ZENKO沖縄連帯ツアーの参加者が高江現地に到着する。まだ人出はまばらである。機動隊の大型車両が道路の両側に停めてあり、一般車両の通行が制限されていた。

 集会では、沖縄県選出の赤嶺政賢衆院議員、糸数慶子参院議員が国会での基地建設に対する追及を報告する。

 関東の団結まつりに来ていただく「ヘリパッドいらない住民の会」の儀保(ぎぼ)昇さんは「日々、工事が進むので心がくじけそうになるが、皆さんの力強い顔をみてがんばろうと思う」と発言。同じく「住民の会」でヘリパッド建設差し止め訴訟原告の一人でもある伊佐育子さんは「オスプレイバッドができて一番被害を受けるのは子どもたち。そのため33人の原告のうち、11人は子どもたちだ」と裁判への意気込みを語る。

 ZENKOも沖縄・改憲阻止緊急署名を関西で6000筆以上集めていることを報告すると驚きの声があがる。60代の男性からは「勇気をもらった」との言葉もいただいた。那覇市、うるま市などの島ぐるみのバスも到着し、参加者は250人に達する。

 一方、採石場ではカマボコ型の警察車両やダンプ車両が続々と集まっている。採石場から16台のダンプがこちらに向かっているとの情報が入る。しかし、ダンプは工事用ゲートには来ず、途中のメインゲートに砂利を降ろし、南下した。「やったー。今日は工事を止めた」と皆で喜び合う。

 この週は台風のため月曜、火曜と工事ができなかった。水曜は200人が集まり、半日止めた。週に3、4日止めたらヘリパッドの年内完成はできるはずがない。

 2月いっぱい止めれば、工事を中止にできる展望が見えてくる。政府はますます工事を加速させようとしているが、100人、200人が集まり、工事を中止に追い込もう。



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