2016年10月21日発行 1449号

【沖縄・改憲阻止緊急署名 全国で対話広がる】

沖縄 1千筆の目標に向けて 街頭110筆でスタート

 9月25日、ZENKOが呼びかけた「沖縄・改憲阻止緊急署名」街頭行動が沖縄でもスタート。遠くからでも目立つ手書きの署名タイトルの横断幕や新基地建設反対のプラカードを那覇市内モノレール小禄(おろく)駅の連絡通路に貼ってアピールしました。

 ZENKOスタッフに加え、那覇市無防備地域宣言署名運動からつながりのある70代のオジイ、時間がない中でも来てくれた主婦の方と5人で取り組み、約3時間で110筆が集まりました。

 親や友人と一緒に辺野古や高江に行ったことがあると話す中学1年生は「俺、基地反対だし」と署名。また、その場で署名するだけでなく「何時まで署名、集めているの?」と自宅に封筒を持ち帰り家族分の署名を取って戻ってきた男性も。最年少は小学2年生から、ハワイ、韓国、台湾から来た観光客、「代筆してほしい」と話しかけてきた、近くのカフェで働いている車椅子の男性など、さまざまな人が署名してくれました。

 12月提出まで月1回の街頭行動をはじめ、1千筆を目標に広げたいと思います。

(ZENKO沖縄実行委員会・比嘉勝子)


関東 緊急署名とともに まつりチケットも販売

 ZENKO関東事務局は10月9日、常磐線亀有駅前で署名を集めた。亀有は漫画『こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)』の舞台。主人公の警察官「両さん」の銅像が置かれ、「両さん」に扮した人と記念写真に収まる。なごやかな雰囲気の中での行動となった。

 「貴重な生物のいる森を切り崩して基地をつくっています」「抗議する人を暴力で押さえつけています」「止めるためにぜひお力添えを」と訴える。通り過ぎる小学生2人連れに「子どもも署名できるよ」「ジュゴンのいる海が埋め立てられちゃうんだよ」と声をかけると、引き返してきて、ジュゴンのことは知らないと言いながらも「みんなのためになるんだから」とペンを走らせた。1時間半で16筆が集まった。

 ZENKOかながわも鶴見駅東西通路で署名行動。沖縄の音楽を流し、ギャラリーのようにパネルを並べた。パネルを見ながら歩いてきて「きれいな自然を壊してほしくない」と署名する人も。署名数は新記録の82筆に達した。団結まつりも「高江から儀保さんが来られます」と宣伝し、チケット5枚を販売した。


大阪・河内 おかしいことはおかしい=@と署名を通して対話を

 「おかしいことをおかしいと言えない世の中はおかしい」。週刊MDSをお試し期間として読んでいた時に出会ったこの言葉に今も活動する勇気と力をいただいています。

 今、私たちが取り組んでいる「沖縄・改憲阻止緊急署名」の用紙には、たくさんのおかしいこと≠ェ分かりやすく提示されています。

 沖縄県民の人権と命を犠牲にする基地建設はおかしい、緊急事態条項により独裁政治の道を開こうとするのはおかしい、などなど…。

 平穏な日常は現憲法で守られているからあるのだ、と今再認識しなければ。戦前は目前に迫っているという危機感が私にはあるのです。

 「僕はペンの力で当たり前の暮らしを守る」と花森安治『暮らしの手帳』初代編集長の言葉にあるように、ペンを手に取りおかしいことをおかしい、と署名を通して対話を広げていきましょう。

 私たちは、銃ではなくペンという平和の道具を手に、互いに出会い、横に横にとつながり続け、沖縄と連帯していけるのです。言葉の力を信じて活動していきましょう。

(MDS河内・中村眞記子)

大阪では10・6戦争あかん!ロックアクション

 10月6日、大阪市内で臨時国会開会後初の「戦争あかん!ロックアクション集会&デモ」。TPPや残業代ゼロ法案阻止の訴えとともに、沖縄高江現地行動報告では「ゲート前で弾圧する大阪府警は帰ってこい」。約100人が「高江の弾圧やめろ」「戦争したがる安倍はヤメロ」とコールでアピールした。

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