2016年10月28日発行 1450号

【沖縄・高江とつながる団結まつり 沖縄・改憲阻止緊急署名 対話広げて1万筆超】

 10・23(東京)、30(大阪)団結まつりが目前となった。街頭を中心に取り組まれた沖縄・改憲阻止緊急署名は、10月13日現在で1万筆を突破。まつりに参加する現地「高江・ヘリパッドいらない住民の会」儀保(ぎぼ)昇さん、伊佐真次(まさつぐ)さんの話を聞こうと訴えるチケット販売も広がる。各実行委員会は、一人でも多くの参加と署名を呼びかける。

東京 三線で伝わる沖縄の署名 まつりの訴えとともに

 東京・三多摩地域では日野市の豊田駅頭で署名活動が行われている。日野市内では毎年エイサー祭りを行っているため、沖縄連帯とともに祭り参加も呼びかけられた。10日の行動には4人が参加。沖縄の写真を展示し、10・23団結まつり、10・30エイサー祭りを宣伝した。エイサー祭りの会場が近いこともあって、「団結まつりの場所はどこか」「私もエイサーをやったことがある」など、話が弾んだ。

 写真を指さして「こんなひどいことが沖縄高江で起こっている。大手マスコミは伝えない。団結まつりには現地から儀保昇さんをお招きする」と説明すると、「なるほど」と納得して署名に協力。まつり参加を約束してくれる人も。取り組んだ立山さんは「まだまだ協力者が少ない。地域で署名を集め、地域の仲間とつながりたい」と語る。

 東京・南部地域では、品川区内の商店街アーケード前で行われた。三線を弾きながらアピールすると、沖縄の署名ということがすぐに伝わり、年配の女性が「新聞で沖縄のひどい状況を読みました。署名協力します」。戦争体験を持つ高齢者は「戦争はもうこりごり自分は体験していてわかる。今の若い人にはあんな体験はさせたくない」と、励ましてくれた。

 区内の別の駅頭での署名は、わずか1時間半で32筆が寄せられるなど、反響は上々だ。


大阪 一人ひとりに残らず 声をかけ計380筆に

 憲法が改悪され、自民党憲法草案の「国防軍を持ち、首相権限で戦争も始められる。公益のために権利を制限できる」―そんな恐ろしいことにならないために、とにかくできることとして改憲反対署名を集めることにした。

 街頭では、「お急ぎのところすみません。署名お願いします」「今の憲法を変えて戦争できる国にしないため、署名をお願いします」「沖縄の基地は要らん。署名お願いします」と、やってくる一人ひとりにできるだけ丁寧に声をかける。30分間ゼロの時もあるが、めげずに声をかける。

 流れていく人波の中でも、必ず書いてくれる方は出てくる。こんなにうれしいことはない。わざわざ時間を割いて書きに来てくださるのだから。「沖縄ひどいな」「大阪大空襲体験したから」。高校生や赤ちゃん抱っこの若いお母さんも。署名用紙を持って行った若い男性もいた。

 高江の写真パネルを見ている女性に、大阪の機動隊もいっぱい行って座り込む住民をけがさせても排除していると言うと、びっくりして署名。団結まつりチケットも購入してくださった。10月16日までに私が集めたのは合計380筆。署名集めを続け、絶対に改憲も沖縄基地も阻みたい。

   (大阪市・東口友子)

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