2016年10月28日発行 1450号

【TPPの今国会での批准を阻止しよう 10・15行動に5000人が参加】

 TPPを批准させない!10・15行動が東京・芝公園で開催され約5千人が参加。「米守れ」を掲げたトラクターを先頭にデモ行進した。

 「TPP(環太平洋経済連携協定)はどこから見ても暮らしの安心より、大企業の利益を優先。今国会での批准をなんとしても阻止しよう」と呼びかけ人の山根香織さん(主婦連参与)が訴える。

 福島みずほ参院議員(社民党)は「日本社会を破壊する、強欲グローバル資本のためのTPP。ISD条項(投資家対国家間の紛争解決条項)は、企業からでしか提訴ができない」。山本太郎参院議員(自由党)は嘘つかない TPP断固反対 自民党≠フパネルを手に、「稲田朋美防衛大臣は『TPPバスの終着駅は日本文明の墓場』と言ってましたよね。お仕置きしなきゃいけない」と批判した。

 岩手県からはバス1台50人がかけつけた。岩手県生協連の吉田敏恵さんは「7つすべての組合長が反対署名した。52の労組や市民団体で国会議員に要請する」。原発と農業切り捨てに苦しむ福島農民連は「10月7日に軽トラ15台で本宮市から15キロ、怒りのパレードを実施した。安倍政権打倒しかない」と訴えた。

 「高すぎる医療費で自己破産」「ISD条項は国家主権、人権を侵害」などのプラカードで反対デモを行う「平和といのちを守るママデモ」魚ずみちえこさんは「地方議員に働きかけ各地の駅頭でスタンディングを広げたい」と報告。

 呼びかけ人のTPP阻止国民会議・山田正彦弁護士(元農林水産大臣)が閉会のあいさつ。「アメリカのクリントンもトランプも反対しているではないか。多国籍企業のために格差社会が広がることとの闘いだ。強行採決をさせてはならない」と批准阻止を呼びかけた。

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