2016年11月04日発行 1451号

【10・23命どぅ宝団結まつりに3000人 ここから沖縄連帯つくり出す】

安倍への怒りを共有

 10月23日、東京・亀戸中央公園で「改憲・新基地・生活破壊NO!命どぅ宝団結まつり」が開かれ約3千人が参加。30を超える参加団体ブースなどもにぎわう中、安倍政権への怒りと沖縄連帯を共有した。

 まつり実行委員会の伴幸生さんが「沖縄闘争は本土の闘いがポイントとなる。今の基地建設強行の姿は憲法なき日本の姿を示す。今日を連帯を作り出す場としたい」と開会あいさつ。沖縄連帯が全面に出たまつりとなった。

 「安倍が年内工事完了と言うなら、それをうんと延ばしてやろう」。沖縄高江現地で闘う「ヘリパッドいらない住民の会」儀保(ぎぼ)昇さんの発言(前夜祭の報告別掲)に大きな歓声がわいた。

 首都圏の取り組みを発表したのはZENKOメンバー。沖縄ツアーを続けるZENKO北部は「基地というより人権の問題だ」「見たこと、聞いたことを帰ってからきっちり伝えることが自分の役割」。千葉では「地元から連帯しようと、高江に派遣された千葉県警に抗議した」。南部からは、沖縄・改憲阻止緊急署名行動が報告される。「人間の問題として何かせねばと集めている。安倍はこのようなまつりを嫌がっている。みんなで手をつないでいこう」

 三多摩は、模造紙十枚以上の大紙芝居。政府の沖縄での暴挙がやがては「グッバイ・アベ」となるストーリーで、地域で楽しく訴えるという。

韓国・インドの代表も

 海外からの参加もあった。「日本企業の100%出資会社で解雇され、工場前で座り込み、闘っている。まつりに参加して励まされた」(韓国・サンケン電気労組)「日印原子力協定に反対する。インドは核兵器を持っており、日本の原発輸出は核軍縮に悪影響を及ぼす」(インド・核廃絶と平和のための連合クマール・スンダラムさん)

議会・国会と結ぶ闘い

 自治体議会、国会と結ぶ闘いも重要だ。日野市議・有賀精一さんはオスプレイ配備との闘いを報告。足立区議・土屋のりこさんは、議会で緊急事態条項問題を質問し、「当局も、現行災害対策基本法中の災害緊急事態布告さえ前例がないと答弁。緊急事態条項の必要などありえないことを引き出した。住民に近い自治体から改憲を止める」と訴えた。駆けつけた福島みずほ参院議員は「高江の無法も駆けつけ警護も許さない」と力強くアピールした(要旨別掲)。

 命よりカネ≠フ安倍政権打倒は、不当解雇・イヤがらせ差別などと闘う争議当事者の願いでもある。JAL争議団やフジビ争議団らが壇上に勢ぞろいし、次々に共同闘争の呼びかけを行った。

 フィナーレは「月桃の花」歌舞団がカチャーシー。儀保さんとともに踊りが続いた。





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