2016年11月11日発行 1452号

【不当逮捕・差別発言・弾圧やめろ 最高裁は高裁判決を破棄せよ 新宿デモ】

 10月30日、辺野古への基地建設を許さない実行委員会主催の新宿デモが行われ、300人が参加した。

 主催者からは、10月27日に実施した警視庁への緊急抗議行動の報告。反対運動リーダー山城博治さんらの不当逮捕、87歳の島袋文子さんに対する執拗な出頭要請、機動隊員による「土人」差別発言など国家権力の暴力のエスカレートを糾弾した。

 ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんが電話でメッセージを寄せる。「警察の暴力で沖縄の平和的な闘いを潰そうとする安倍政権を断じて許さない。この侵略者的発想と対峙し、私たちの未来は私たちで決める。東アジアの人びとやアメリカの市民にも沖縄の苦しみを訴え、国際的な支援を求めていく。この国に本当の民主主義社会をつくり上げよう」

 沖縄への基地押しつけを全面的に容認した福岡高裁那覇支部判決の破棄を求める「Justice for OKINAWA!(沖縄に正義を!)」連続行動も呼びかけられた。最高裁に対し、11月20日18時から20時までキャンドルアクション、21日8時からビラまき、10時に高裁判決破棄要求署名の提出行動、正午から13時まで昼休み集会が取り組まれる。

 「警視庁機動隊の沖縄への派遣中止を求める住民監査請求実行委員会」からは、都民314人が10月17日、高江への警視庁機動隊員の派遣は不当な公金支出だとして東京都監査委員に住民監査請求を行ったとの報告があった。

 デモのコールでは、若者有志の会・元山仁士郎さんのリードで「日本にとって沖縄って何だ」と問いかけ、「差別をやめろ」とアピールした。

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