2016年11月25日発行 1454号

【広がる沖縄・改憲阻止緊急署名】

東京 南部地域 「あなたに署名してほしい」 つながりたい思いで

 東京・南部地域では、沖縄・改憲阻止緊急署名と総がかり行動実行委員会などが提起する「沖縄の民意尊重・基地押しつけ反対」全国統一署名の2つを携え、地域に広げる活動を行っている。菅野幸枝さんは「高江・辺野古に思いを寄せ、東京でも支援しているぞ、と現地に伝えていけたらうれしい」と駅頭に、商店街に出かける。

 11月に入ってからは東急武蔵小山駅、京急雑色(ぞうしき)駅、JR蒲田駅の駅頭で取り組んだ。武蔵小山では5時間で100筆以上、カンパ1500円が寄せられ、「安倍は嫌いだ」「東京新聞1面の高江の記事見たよ」「東京にいると沖縄のことが他人事のようで悔しい。何とかしたい」と関心の高さが示された。

 写真や音楽、横断幕・のぼりを用意し、「何かやってるぞ」と注目してもらうことを心がけている。こちらに目を向けた人にはすかさず寄って、「あなたに署名してほしいんです」という気持ちで声をかける。何の署名か分かってもらえさえすれば、サインしてもらえる。そして、封筒に署名用紙と集会チラシを入れたお持ち帰りセットを手渡す。「これを機につながりたい」からだ。

 菅野さんは12月4日に地域で開催される映画『高江−森が泣いている』上映の実行委員会に参加している。「仲間と一緒に、ポスティングしよう、写真展もやろうと盛り上がっています」

大阪 枚方・交野 戦争法廃止の意識は健在 次々と緊急署名の返送が

 街頭での署名行動と合わせて、戦争法廃止2000万人署名を送り返してくれた地域の協力者に、以下の手紙を添えて沖縄新基地建設・改憲反対緊急署名をお願いした。

 「安倍政権は、選挙の翌日から沖縄高江でオスプレイパッドの建設を全国の機動隊を動員し強行し始めました。また国会でも、憲法審査会論議を始めました。国会に市民の声を届けるため、緊急署名を集めます。11月15日1次締め切です」

 その結果、106筆、70筆、45筆、34筆と送り返され、戦争法廃止署名をしのぐ速さで署名が集まっている。

 街頭では、沖縄高江での基地建設に関心が集まり始めている。「沖縄に親戚がいる」「沖縄に住みたいと思っていた」「沖縄修学旅行に行ったことがある」などの反応も。足を止めた人は誰もが話を聞いてくれる。

 これからは、署名を送り返してくれた人たちと街頭に出て、署名行動で地域を変える仲間の輪を大きく広げたいと思う。

(全交枚方・交野 M)
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