2016年12月09日発行 1456号

【広がる沖縄・改憲阻止緊急署名】

 ZENKOが呼びかけた「沖縄・改憲阻止緊急署名」。11月28日現在の集約分は、首都圏5363筆、関西1万9634筆など2万5千筆を超えた。新たな出会いと共感が広がっている。

ZENKO冬集会と結んで ヤンバルクイナ帽子が大反響

 11月19日、東京・荒川区内で行われた『高江―森が泣いている』上映会。三線(サンシン)も交えて宣伝を重ね、初めて出会う人たちも多く参加した。

 その一人は「沖縄に親戚がいるが、あまりにもひどい状況。このことをもっと知っていかないといけないですね」と話し、ZENKO冬集会にも参加することを決めた。

 同じ19日、横浜・鶴見駅自由通路ではジョン・レノンの『イマジン』『ギブ・ピース・ア・チャンス』をかけながら署名行動。ZENKO集会への賛同も寄せられた。

 高校生は「修学旅行で沖縄に行った。あの海を埋め立てるのは反対」。奄美出身の若い男性に、奄美からも辺野古埋め立て用の土砂を掘削して運ぶことを伝えると、「ひどい。奄美の海もダメになりますね」と署名に応じた。

 23日の鶴見は2時間で69筆集まった。近くの總持寺(そうじじ)に修行に来ている若い僧侶は、一声かけるとすぐ署名。ヤンバルクイナの帽子が注目度抜群で、多くの人から「頑張って」と声がかかる。ZENKO集会の沖縄連帯グッズ・ワークショップでは、このヤンバルクイナ帽子も製作する。

会社で毎日欠かさず一人二人と 署名協力拒否者はいません

 タクシー会社の朝礼後、出庫時間を調整している者に「署名」して貰います。毎日欠かさず一人二人と。現在70人くらい声をかけましたが、拒否者は一人もいません! これは凄いこと! 新聞、テレビがこれほど言わないのに! ある先輩が「松井(大阪府知事)、あいつなんやねん! 沖縄は盾になって貰ってんのに!」と言ってますが、みんなの共通した思いだと思います。

 また、一日は夕方2時間くらい門真(かどま)の近所のマンション3か所101室を訪問。6室で17筆書いて貰えました。初めは全然返事がなく「やめようかな?」と思いましたが、「いや、必ずいるはず! 分かってくれる人が!」と思って続けました。うれしかったのは元市会議員の人と出会えたことです。高江の写真を本当に悔しそうに見ていました。昔の話も少しできて、ホカホカ気分になりました。

 京橋の街頭では3人の女子高生に「国籍、年齢関係なし、ヤクザでもOK!」「おっちゃんはタマ、ポチにも書いて貰いたい!」。笑って書いてくれてありがとう!

 今朝4筆で現在合計203筆。目標200筆の達成記念は組合執行委員にして貰いました。今から出庫します。

 さあー、さらにどんな人と出会えるか? 楽しみです!

(大阪・門真市 倉富久夫)



兵庫・西宮市で憲法を生かす写真展

 憲法を生かす写真展が11月23日から5日間、兵庫県西宮市内で開かれた。「憲法を生かして、一人ひとり輝く社会に」の思いを込めた企画で、ZENKO兵庫が呼びかけた実行委員会が主催した。最終日の27日には沖縄いろいろ学習会として、沖縄・高江連帯行動参加者が現地の様子を報告。高江との連帯をいっそう強めることを訴えた。



大阪・違憲訴訟第2次提訴 原告1000人突破

 新任務自衛隊が南スーダンに出発した翌11月21日、戦争法違憲訴訟の会は原告298人で大阪地裁に第2次提訴。計1010人の大原告団が戦争法と武力行使の策動に司法の場で立ち向かう。東京でも22日865人が第2次提訴。原告は全国3千人を大きく超えた。

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