2016年12月09日発行 1456号

【12・18冬ZENKOを成功させよう】

 沖縄・高江ではオスプレイパッド建設が強行されています。安倍政権が急ぐのは、12月20日に米軍北部訓練場の過半の「返還式」を行い、1972年復帰後「最大の返還」とアピールしたいからです。しかし、返還される土地は使用不可能な土地と米軍の文書にも記載されています。不要な土地を返還し、新たに6つのオスプレイパッドが高江の集落を取り囲むように作られます。これは住民にとって負担軽減などではなく「基地機能の強化」でしかありません。

 市民による抗議行動は広がりをみせています。月・水・土の大行動により、工事は確実に遅れており、年内の完了は不可能な状況になっています。12月6日には、高江住民ら31人が提訴した工事差し止め仮処分の決定があります。今こそ安倍政権のうそを暴き、工事を中止に追い込まなくてはいけません。

 関西では12月18日、「冬のZENKO集会&デモ」(13時半〜、大阪・福島区民センター)を開催します。沖縄情勢が緊迫する中、「ヘリパッドいらない」住民の会から清水暁さんがゲストとして参加します。清水さんは「次の世代に危険な基地を残したくない」と訴えています。沖縄と連帯して基地建設反対の運動を大きく広げましょう。

 また、内戦状態の南スーダンに自衛隊が派遣され、殺し殺される事態が現実味を帯びています。南スーダンから自衛隊を即時撤退させ、戦争路線を止めなければいけません。介護分野ではサービスが切り捨てられ、労働者は低賃金・長時間で働くことを強いられています。年金も切り捨てられようとしています。

 憲法がないがしろにされ、私たちの市民生活が破壊される中で、今求められるのは現憲法の理念を生かした政治の実現です。「沖縄・改憲阻止緊急署名」を街頭・地域で集め、冬のZENKO集会にすべての運動を束ね、安倍政権を打倒しましょう。

(ZENKO実行委員会・田中拓真)
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