2016年12月30日発行 1459号

【12・16反原発ワンデイアクション 京都府・大阪市を防災計画で追及】

 関電前プロジェクトが呼びかけた12月16日反原発ワンデイアクションでは、京都府防災課、大阪市危機管理課、同教育委員会に要請を行った。

 大阪市は関西広域連合による原発事故時放射性物質拡散シミュレーションの見通しが立たないことへの追及に、国の放射能防護指針に基づき防災計画を具体化との方針を表明。しかし、「モニタリングポストの実測を元にした退避方針だが、基準数値が未定のため、防災計画はたてられない」と相変わらず国や関西広域連合待ちに怒り爆発。「見込みがないものをいつまで待つのか」「大阪市として主体的に行動せよ」と強く申し入れた。

 京都府防災課は「40年越え原発の運転は認められない。審査に合格しても稼働は2020年の予定なのでそれまでに安全問題を地域協議会で明らかにさせていく」との対応。8月の防災訓練内容や問題点も明らかにさせたが、高浜1・2号機合格に反対の意思表明を求めるなど要請には「うけたまわる」の言葉だけ連発。本音を出させるまでにいかなかった。今後も協議会で安全性を徹底的に追及させるために要請行動を強める。

 大阪市教委との「協議」では、現在の一面的な「放射能安全安心教育」が原発事故で避難してきた子どもへのいじめの原因になっていると指摘。原発事故と汚染、被ばくの危険性の学習教材情報を学校現場に伝えることを要求した。

 関西電力本店には、高浜原発再稼働を中止し、原発に依存しない経営にかえよと要請。

 大晦日から元旦にかけては、関電前年越しアクションで原発再稼働反対、廃炉を強く訴える。ぜひご参加を!

(関電前プロジェクト・秋野恭子)
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