2016年12月30日発行 1459号

【今年最後の19日行動 「飛行再開とんでもない」】

 12月19日、国会議員会館前。「安倍政権の暴走止めよう」「自衛隊は南スーダンから撤退せよ」を掲げた今年最後の19日行動に3千人が集った。目立ったのは、「オスプレイいらない」「飛行再開とんでもない」のプラカードだ。ステージ正面にはヤンバルクイナの帽子をかぶった人びとが陣取り、「オスプレイパッド反対」をアピールする。

 主催団体あいさつで総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんは「墜落と同じ日に胴体着陸。2機連続して事故を起こしたのに、安倍内閣と防衛省は本日の飛行全面再開を認めてしまった。日米安保体制とはこういうもの。オスプレイは直ちに全面的に撤退すべきだ。闘いの先頭に立ってきた山城博治さんらがいまだ勾留されているのは絶対に許されない」と糾弾。

 沖縄から平和市民連絡会の北上田毅さんが「14日の朝一番で船を出し、墜落現場に近づいた。オスプレイの巨体が4つに分解され、ジュゴンが餌場とするきれいな海に見るも無残な破片が散らばっていた。固定翼モードのまま、ヘリモードによる着陸体制をとる余裕もなく墜落したことは明らか」と報告し、「政府は牙をむいて沖縄に襲いかかっている。県民無視どころか県民敵視だ。しかし、高江の工事は完成していない。最高裁がどんな判決を出そうが、知事の権限を行使すれば辺野古の埋め立て本体工事には入れない。オスプレイを追放し、海兵隊をすべて追放する闘いを断固として強化する」と決意を語った。

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