2017年01月06日・13日発行 1460号

【オスプレイ撤去、辺野古・高江の工事中止へ 翁長知事とともに心一つに 欠陥機オスプレイ撤去へ緊急抗議4200人】

 「返還式典」が強行された12月22日、同じ沖縄・名護市で開かれた「欠陥機オスプレイ撤去を求める緊急抗議集会」(主催辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)。式典を拒否した翁長雄志知事を迎え4200人がともに闘いぬくことを誓った。

 雨の日にもかかわらず、平和市民連絡会や各自治体の島ぐるみ会議メンバーなどバスを貸し切って約300人が返還式典に抗議。その後、緊急抗議集会に参加する10時間を超す行動も取り組まれた。

 駆け付けた県民には私と同じように仕事帰りの人も多いようで、数か所ある会場の入り口は参加者で溢れた。「どんなに忙しくても、オスプレイ事故を許さない」と、子連れの参加も目に付く。工事阻止のために高江に滞在する県外の支援者など、ウチナーンチュ以外の顔ぶれもある。

 翁長知事は「今後も県が持つあらゆる手法で辺野古新基地を造らせない」と改めて強調し、ウチナーグチで「心を一つに子や孫のためにどうしても負けてはいけない」。稲嶺名護市長は「負けない方法はあきらめないことだ」と呼びかけた。オール沖縄会議共同代表・玉城愛さんの「翁長知事を支え、一つになってオスプレイ撤去を求めよう」の言葉を受け、全員が手をつなぎがんばろう℃O唱。

 今後、高江・辺野古2か所同時の阻止行動となり不安もあるが、戦争と貧困をなくし命を守ろうと立ち上がった世界中の人びとと連帯し、オスプレイ全面撤去、普天間基地の無条件返還まであきらめずに闘いたい。    (H)

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