2017年01月20日 1461号

【安倍暴走ストップも地域からの闘いで 憲法いかそう茨木市民の会 新春の集い開く】

 市議会議員選挙の告示が1週間後と迫る大阪府茨木市(人口約28万人)で1月8日、「憲法語ろう新春のつどい」が開催された。主催は「憲法いかそう茨木市民の会」。

 つどい前半では、映画『いのちの森〜高江』上映後、新年に沖縄・辺野古を訪問したZENKOの田中拓真さんが報告。憲法も地方自治も踏みにじられた沖縄の新基地反対運動の現状を確認した。

 後半は、会代表の山本よし子さんが「安倍政権にストップをかけ、大躍進の年にしたい」と年頭の抱負を語った。

 山本さんはさまざまな運動の先頭に立ってきた。セクハラ裁判、原発被害者支援。橋下前大阪市長の「慰安婦必要」発言への抗議に毎週市役所前に立った。「年齢を考え控えていたが、そうではないと考えるようになった。取り組んできた運動すべてを束ね、自信にかえて、地域を政治を変えたい」と市政変革への熱い決意をまとめた。

 茨木市議会は、今回定数が2減の28議席。立候補予定者は43人。最大会派の維新も自民も候補者を増やしている。市民派議員の誕生はこれらの政権与党議員を引きずり下ろす闘いでもある。野党共闘をめざす市民団体からは、「市議選は衆議院選の前哨戦。争点を明確にすれば勝利できる」と市政私物化、大型プロジェクト優先の維新市政の転換を争点に、との意見も出た。

 参加者から激励の言葉が相次いだ。「出会って24時間もたっていない」と言う市民は「憲法、沖縄、介護などみんな自分がやってきたこととつながる。この人に期待しようよ、と知人と言っている」と支援を表明した。

 「最も困っている人に維新が切り捨ててきたサービスが提供できる市政を」と語る山本さん。少ない女性議員の拡大に奮闘することを誓った。

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