2017年02月03日 1463号

【開会日の国会前に600人が結集 共謀罪は国会提出させない】

 通常国会開会日の1月20日、雪もちらつく寒さの中、衆院第2議員会館前での総がかり行動実行委員会の行動に600人以上が結集した。

 ひときわ力がこもったのは「共謀罪の新設反対」「人権抑圧絶対反対」のコール。かけつけた国会議員も「未遂や予備どころか話し合っただけで犯罪が成立する。現代の治安維持法だ。山城博治さんはブロックを積んだだけで威力業務妨害罪で逮捕・起訴された。共謀罪は市民運動弾圧そのもの。絶対に国会に提出させない」(福島みずほ参院議員)と強調した。

 「秘密保護法」廃止へ!実行委員会の海渡雄一弁護士は「共謀罪はテロ対策の法律、という政府の説明はウソ。国連の組織犯罪防止条約はテロではなくマフィアなどの経済犯罪に対応するものと条約に書かれている。自公協議で対象犯罪を減らした≠熬ヴヤ。2007年の自民小委員会案ですでに140まで減らしていた」と明らかにした。

 総がかり実行委の福山真劫共同代表からは「アベノミクスの中で貧困と格差が拡大し続け、雇用も賃金も権利も保障されていない労働者が大勢いる。どれだけその人たちと連帯できているだろうか。2月19日、日比谷で格差・貧困にノー∞みんなが尊重される社会を≠ニ声を上げたい」と行動提起があった。

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS