2017年03月10日 1468号

【オスプレイ配備やめろ 辺野古実が新宿デモ】

 なりふり構わず埋め立て強行へと突き進む安倍政権を許すな、と2月26日、辺野古への基地建設を許さない実行委員会による新宿デモが行われ、240人が参加した。

 主催者から「山城博治さん保釈請求の特別抗告を最高裁が棄却した。第1回公判は3月17日。すべての力を結集して釈放をかちとろう」と呼びかけ。「きょうの目的は二つ。一つは辺野古の海へのブロック投入をやめさせること。政府は地元漁協に漁業権を放棄させたことで岩礁破砕許可が不要になったというが、漁業権の範囲は限られ、ブロックはその外にも投入されている。第二は、オスプレイの飛行を中止させ、沖縄でも首都圏でも配備を撤回させること。横田基地に配備される空軍仕様のCV22は沖縄のMV22よりさらに危険だ」

 海からの阻止行動を担っていた男性が「フロートの設置は、ロープを切ったとして器物破損で捕まえる狙いだが、大浦湾は波と風が強く、毎日ロープは切れている。ブロックを投入し『本格着工』とメディアに宣伝させているのは始まったから止まらない。お前たちあきらめろ≠ニ思わせるため。しかし、ゲート前の朝早くからの座り込みが作業員の現場入りを困難にし、工事が何日も止まっている。あきらめないことが勝利への展望だ」と報告した。

 沖縄からは平和市民連絡会の真喜志(まきし)好一(よしかず)さんが電話でメッセージ。「おととい、山城さん即時釈放を求める大集会が開かれ、2000人が集まった。96年、オスプレイ配備を明言しないよう求める『想定問答集』を在日米軍に届けた防衛官僚、高見沢将林(のぶしげ)を、日本政府は昨年末、ジュネーブの軍縮会議代表部大使に任命した。このような日本政府を、みなさん、ぶち壊してください。そうでないと沖縄は救われない」と訴えた。




2月26日、「ここヤマトゥから、大阪から、辺野古を闘う集い」(主催:Stop!辺野古新基地建設!大阪アクション)には150人が参加。「ヤマトゥ(本土)の私たちが、辺野古新基地を止めるために何ができるか」のパネル提起を受け、「基地はいらない」とデモでアピールした(大阪市)。
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