2017年03月31日 1471号

【山城さんついに解放/公判支援に辺野古現地に/3月ZENKO沖縄参加団】

 3月18日、反基地運動リーダー山城博治さんの保釈が実現した。ZENKO沖縄参加団として辺野古、高江連帯訪問とともに17日の山城さん公判集会に参加した糸賀孝子さんから報告が寄せられた。

 3月17日、山城さんら3人の初公判事前集会に参加した。

 山城さんは5か月に及ぶ長期勾留が続いていた。弁護士の接見以外、差し入れ、家族の面会(13日にやっと実現)、郵便物も禁止という異常さだ。人権も無視し、辺野古新基地、高江ヘリバット建設反対の声を力づくで押さえつける。運動の中心である山城さんへの仕打ちは、まるで国の言うことを聞かない者はこうなる≠ニいう見せしめ弾圧だ。

 しかし、県民、全国の仲間は負けてはいない。

 続々と駆けつけた支援者は裁判所前の城岳(じょうがく)公園を埋めつくし、歩道にあふれた。傍聴席24席に対して朝8時30分から381人が希望。地裁が厳重な警備体制をとる中、公判は始まった。

 集会はスピーチあり歌あり。公判中も並行し、夕方の報告集会まで続きそうな勢いだ。ZENKO参加団の他の仲間と合流し、エールを送りながら地裁を後にした。

 翌18日朝の辺野古の集会で、公判での山城さんの言葉が紹介された。冒頭「これはまごうことなき不当弾圧です。私達の必死の闘いが裁判長に届くことを願っています」と切り出し、「平和運動は今後も続く。闘いは不屈であり不滅だ。問われるべきは政府で、機動隊の暴力的な排除に対し、止むにやまれず行った正当な表現行為だ」と堂々と主張されたとのことだ。

 午後6時すぎ高江訪問の時、「保釈される」とのニュースが入った。参加者一同、今か今かと。ネット中継を見守る。そして、ついに保釈!

 帰りの車の中でカチャーシーでも踊りたい気分だった。

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