2017年04月07日 1472号

【小山田春樹と京都市民ネットワーク 市政変革へスタート 4・15は共謀罪の学習会】

 京都市政の改革を目指して活動を始めた小山田春樹さん(元日本テレビアナウンサー、現在はフリージャーナリスト)と支援者が集まり、3月12日京都市内で初の会合が開かれた。この会合は、2月26日に開催された「小山田春樹と語るつどい」実行委員会が呼びかけたもの。

 冒頭、小山田春樹さんは、「語るつどい」成功の謝意を述べ、国政を揺るがす重大事件となっている森友学園疑惑について、豊中市の無所属市民派議員の情報公開請求から国有地売却問題が発覚したことを指摘し、身近な地域変革の活動の重要性を訴えた。

 会合では、「語るつどい」に参加した感想を語り合い、和気あいあいとした雰囲気で話が盛り上がっていった。右京区に住む女性は「こういう講演会は初めて参加しましたが、みなさんが積極的に小山田さんに質問していたのに感心しました。私も質問できるようになりたいです」と述べ、小山田さんを応援したいとの率直な気持ちを披露した。

 参加者は、小山田さんとともに京都市政を改革する活動を日常的に行うための運動組織を作ることで合意。会の名称は「小山田春樹と京都市民ネットワーク」とすることを決め、代表に小山田春樹さんが就任した。その他、事務局長、事務局次長の人選、年会費などを討議して決めた。

会報発行し街角宣伝へ

 今後の活動について活発な討議が行われ、活動の仲間を増やしていくために地域の座談会を行っていくことが提案された。京都市政の課題を会として調査し、市政への要求や政策を決め、署名活動、市や市会への陳情・要請行動を行うこと。定例市会の傍聴。共謀罪、Xバンドレーダー基地問題、福井の原発再稼働問題など様々な課題の学習会を開き、アクションを起こしていくこと。会報を発行するなどの宣伝活動を積極的に展開していくことが確認された。

 翌日、会報『小山田春樹リポート』創刊号が発行され、13日右京区の梅津段町(うめづだんまち)、20日四条葛野大路(かどのおおじ)での街角宣伝で配られた。小山田さんは、森友学園疑惑、共謀罪など最新の情勢を交えて演説。京都市政の課題として、京都市会議員の政務活動費を廃止すれば3億2千万円の経費削減ができるので、その財源で市独自の給付型奨学金制度を作るなど市民生活を支援する市政を実現してほしいと訴えた。

小山田春樹さんの街頭宣伝(予定)

◆毎週水曜日 朝7時30分〜8時30分/第1週 JR嵯峨嵐山/第2週 阪急西院(さいいん)/第3週 阪急西京極/第4週 地下鉄太秦(うずまさ)天神川/第5週 (休み)

◆毎週月曜日 午前10時〜10時30分)/4月3日 五条西大路/4月10日 嵐電帷子(かたびら)ノ辻/4月17日 嵐電宇多野/4月24日 太秦天神川

 小山田春樹と京都市民ネットワークの次回取り組みとして、共謀罪の学習会を開催。

◆4月15日10時〜12時 ラボール京都第9会議室(阪急西院下車) 講師は小笠原伸児弁護士(まもろう憲法と平和きょうとネット代表幹事) 

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