2017年04月07日 1472号

【高浜原発の差し止め取り消し/大阪高裁の不当決定糾弾】

 大阪高裁は3月28日、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の運転を差し止めた大津地裁仮処分決定(16年3月)を取り消す不当決定を出した。

 裁判所前で井戸謙一弁護団長は「極めて残念。国民の意思を無視した政府の暴走にストップをかけるべき司法の役割を放棄した決定だ」と批判。脱原発弁護団全国連絡会代表の河合弘之弁護士も「推進派の言いなりで、避難計画も立てなくていいとするいいかげんな決定。決して諦めることなく、すべての原発をなくすまで闘う」と表明した。

 駆けつけた約100人の住民や支援者らは「不当決定を許さない、再稼働は認めない、絶対諦めない」と怒りのシュプレヒコールを上げた。

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