2017年11月24日 1503号

【謙虚になんて言ってもウソ/安倍退陣署名、3000万統一署名で広がる対話】

 「安倍は早くやめてほしい」。衆院選挙の結果とは大違いの声があがっている。安倍9条改憲阻止、安倍即時退陣を求める署名に協力する多くの市民が、自分の思いを語っていく。その声とは…。署名活動の現場を紹介する。

東京北部/友人・知人にも

 ZENKO東京北部のメンバーは毎週1回、都内の駅頭で「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」の活動に取り組んでいる。

 11月5日阿佐ヶ谷駅前で74筆、11日町屋駅前で31筆が集まった。阿佐ヶ谷では右翼の宣伝カーが妨害に押しかけたが、かえって注目を浴び、署名の勢いが衰えることはなかった。

 署名に応じる人びととの対話がはずむ。「安倍は早くやめてほしい」「謙虚になんて言っているけどウソ」「憲法9条は大事」「北朝鮮とは軍事緊張ではなく対話が必要」…。戦争・改憲反対こそ主権者の意思、と確信を新たにさせてくれるのが、街頭での署名行動だ。

 電話や手紙で署名集めを依頼した人たちからも続々と用紙が返ってきている。友人・知人に呼びかけ、50筆以上集めて返送した荒川区在住の女性は「市民が安心して暮らせる社会の実現をめざし、みなさまと一緒にデモや署名活動に参加したい」と行動に踏み出した思いを語る。

大阪市 中央要請行動にむけ

 11月13日の中央行動に向け、大阪市では安倍退陣署名1983筆、改憲阻止3000万署名1923筆(11/12現在)を集約しました。とりわけ、11・5団結まつりの呼びかけと一体の連続署名行動には、10月28日から8日間15か所のべ75人が参加。街頭と知人協力の持ち込みを合わせて、安倍退陣700、改憲阻止791筆を積み上げました。

 街頭では、「安倍は勝手すぎる」「安倍はアカン、戦争になりそうや」「森友・加計問題も結局うやむやなままで許せない」「安倍はやりたい放題や」と総選挙結果の話と合わせて安倍への怒りが集中した署名でした。

 「投票してもムダだと投票に行かなかった」という男性とは、生活保護受給の中で安倍政治への怒りがいっぱいあふれる話も。「9条に自衛隊を書き込んだらどうなるのかの報道がないから判断がしにくい」と言う40代女性や「9条変えるべきかよくわからない」若いママの思いを聞き、戦争は絶対させない、対話が何より大切という私たちの思いを出すことであちこちで対話も生まれた署名行動でした。

 また、「私たちと同じように安倍に苦しめられ命・未来を奪わせないと闘う宮古島・楚南さんの訴えを聞きカンパも渡したい」と団結まつりへの協力を訴え、51枚のチケットが売れ、当日足を運んでくれた人もいました。12月東アジアの平和を作るスピーキングツアーに向けても、改憲・戦争が危険なことをより身近に感じてもらえるよう訴えを工夫し、そしてにぎやかに署名行動頑張っていきます。

(平和と民主主義をともにつくる会・大阪 森厚子)

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