2018年02月23日 1515号

【国際女性デーのつどい 世界の女性たちの行動に合流し、改憲ノー OPEN(平和と平等を拓く女たちの絆)・山本よし子】

 3月8日は、国際女性デーです。世界中で女性たちが戦争と暴力に反対し、女性の人権と尊厳が認められる社会の実現をめざして行動する日です。私たちOPEN(平和と平等を拓く女たちの絆)は女性デーに合わせて、3月7日大阪で集いを持ちます。

 女性たちは今、世界中で立ちあがっています。トランプ米大統領就任から1年にあたる2018年1月、トランプ大統領の人種、女性差別に抗議し、女性の権利を擁護しようと大規模な集会や「女性の行進」(ウィメンズマーチ)が行われ、世界で100万人以上が参加しました。ここにはとりわけ、性暴力やセクシャルハラスメントを告発する「#Me Too(私も!)」の運動が加わりました。ハリウッドの俳優たちが受けたセクハラや性被害を公表することから始まった#Me Tooの運動は、これまで言い出せなかった女性たちを勇気づけています。

 また米国では、次期中間選挙にむけて、トランプの政治を変えるため女性議員に投票しようとの呼びかけが行われました。「Time's Up(もう時間切れ、今すぐ大統領弾劾を)」「選挙に力を」のプラカードが掲げられ、「今度は私たちの番、投票して女性や、移民、子どもたちを無視する政治を変えよう」との訴えが行われました。女性の政治参加と行動が大きなうねりになりつつあります。

 日本でも、性暴力やセクハラを受けた人たちが声を上げ始めました。被害者の思いを受け止めるだけでなく、被害者の声を封じ込めている社会を変えていかなければなりません。

女性の連帯で改憲発議STOP

 安倍政権は、9条に自衛隊を明記することで、「平和主義、戦力の不保持」の大原則をくずし、いつでもどこでも戦争ができるようにしようとしてます。なんとしても、改憲発議を止めなければなりません。

 改憲は9条にとどまらず、24条に「家族保護規定」を入れ、国家のための家族に変えようとすることにつながっていきます。また、安倍政権の打ち出した「女性活躍」は女性も大企業に都合よく働かせ、介護や育児の負担を女性に負わせようとするものです。女性の連帯した運動で、こんな政治を変えて行きましょう。

 講演では、憲法と人権にかかわる難民や労働問題に取り組んでいる弘川欣絵(よしえ)弁護士(明日の自由を守る若手弁護士の会<あすわか>)に、改憲をさせない運動をどう作るかを、野党共闘の取り組みの経験を踏まえて語っていただきます。

 女性に限らず、つどいへの参加を呼びかけます。

◆3月7日(水) 大阪ドーンセンター(京阪・地下鉄「天満橋」下車) 18:20会場 18:40開始 ◆連絡先 080-3113-2304(山本よし子)

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS