2018年02月23日 1515号

【改憲阻止へ広げよう3000万署名 ZENKOが関西1万筆を突破 地域の会つくり全戸訪問へ】

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)の関西での集約分は、事務局によれば2月10日現在、1万32筆。寒風の中の街頭署名や協力者からの返送、戸別訪問などの積み重ねで1万筆を超えた。

 広がり始めたのは、地域全戸訪問≠目標に署名を1軒1軒要請し地域に署名運動のうねりをつくり出す戸別訪問行動。1週間連続行動など2600軒以上を訪れた大阪市をはじめ、事務局に報告されたものだけで滋賀、京都、大阪、兵庫とすでに約4千軒に上る訪問活動が行われた。

 各地の署名実行委員会などが新たに踏み出す中で「安倍9条NOの名札をつけて団地を回ると、改憲阻止の雰囲気に地域を変えていける」「街頭では出会えない仲間に会える。街頭署名より話がしやすい」との声も寄せられる。

 事務局の川島実穂さんは「街頭署名や戸別訪問など行動にどれだけ多くの人が参加するようになるかが、全国3000万筆を達成し安倍改憲発議をとめる展望だ。ZENKO関西では13万筆を目標に、1500人でともに署名を集めようと呼びかけている。そのために、地域に会を結成し、毎週学習・交流し、企画や行動を論議して協力者を拡大する取り組みが始まった。こうした動きを一気に広げたい」と語る。

 大阪総がかり行動実行委員会も2月19日に大署名行動(難波高島屋前)、その前後17〜21日には「大阪府内署名100か所ゾーン」を呼びかけている。ZENKOは17、18日関西一斉行動に取り組む。

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滋賀 勇気を出して初の戸別訪問 出会いの生まれる意義実感

 ZENKO滋賀の3000万署名運動は街頭行動中心でしたが、2月4日初めて戸別訪問に取り組みました。

 初日のこの日、42軒のお宅を訪問し、14筆の署名をいただきました。訪問したメンバーの一人は「街頭では関心のある人が立ち止まって署名をしてくれる。戸別訪問は、初めは緊張して留守やったらいいのになあ≠ニ思いながら、勇気を出してピンポン。すると昼食中にもかかわらず玄関に出てくれ、快く署名をしてもらえた。街頭では出会うことができない人に出会えるのが戸別訪問」と感想を述べています。こちらから積極的に飛び込み、新たな出会いを作る戸別訪問の大切さを経験することができました。

 また、ZENKO滋賀は、目標とした5000筆を達成するために、どう語りかけるのかを議論し、ともに集める協力者を広げていく場として連続学習会を開催しています。

 11日には戸別訪問終了後に「改憲NO!これが自衛隊の実態だ!」のテーマでイラク平和テレビ局in japanの森文洋さんの報告。学習会には、他の市民団体で署名を集めている方も「署名を集める時、話す言葉をもっと持つために勉強しに来ました」と参加されました。「専守防衛」の域を越え重装備する自衛隊。映像も交えた話を受けて、「9条がどう変えられようとしているのか、多くの人は詳しくは知らない。海外で武力行使できる自衛隊を作るためには、9条が邪魔になる」という議論もあり、9条改悪の意味を確認する場となりました。

(ZENKO滋賀 岩崎晴彦)

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