2018年03月02日 1516号

【モリ・カケ追及/納税者一揆が爆発/悪代官 安倍・麻生・佐川は追放だ】

 確定申告が始まった2月16日、東京・霞が関の財務省・国税庁を1100人の市民が取り囲んだ。「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が呼びかけた怒りの納税者一揆が爆発した。

 市民の会共同代表の醍醐聡東大名誉教授は「佐川(宣寿(のぶひさ)国税庁長官)さん、この建物の中にいるのか。こそこそ逃げ回るな。虚偽答弁の証拠は出尽くしている。納税者の信頼を裏切るだけでなく、税務職員にとってもあなたはもはや迷惑な存在だ」と切って捨て、「国会は『妻が、妻が』と夫婦の会話をしゃべりまくる場ではない。安倍昭恵さんは籠池(泰典森友学園前理事長)さんと同じ条件で証人として、どちらがウソをついているのか白黒つけよ」と迫った。

 立憲民主、希望、民進、共産、自由、社民各党の国会議員もアピール。森ゆうこ参院議員は「お友達でなくなったとたんに窓のない拘置所に面会も許さず閉じ込める。恐ろしい政治だ」、福島みずほ参院議員は「きょう超党派の議員で佐川長官に要請しようとしたが、長官はいなかった。これからしつこく面会を求めていく」と述べた。

 日比谷公園から銀座へのデモでは「安倍のお友達に税金を横流しするな」「検察は財務省を捜査せよ」「麻生はにやけた答弁やめろ」「安倍の逃げ切りは許さない」などとコールし、道行く人びとの共感を呼んだ。

 市民の会は3月3日、「モリ・カケ追及!緊急デモ!」第2弾を行う(13時30分 日比谷公園西幸門集合)。



 全国一斉アクションの一環で、大阪でも「森友問題を考える会」など市民が50人が大阪国税局に申し入れと抗議。「安倍昭恵も証人喚問だ/財務省に強制捜査に入れ/安倍は責任をとれ」と声を上げた。(2月16日、大阪市)

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