2018年03月02日 1516号

【春闘と結び争議勝利へ/2・16東京総行動/雇い止め撤回! 残業代払え!】

 2月16日、東京総行動で省庁・企業攻めが展開された。

 昼の経団連要請行動では、主催者の「18けんり春闘全国実行委員会」が「安倍首相の『働き方改革』の実体は労働者を道具にして生産性を向上させ、企業の利益のためにこき使うものでしかない。不当な解雇や残業代未払いを許さない」とアピール。

 新日鉄住金ソリューションズには、セクハラ被害・雇い止め当事者の女性が訴える。「交際を断られたからといって管理職がセクハラを繰り返す。団交を拒否し要請書は受け取らず、『冗談でセクハラに当たらない』と開き直る。加害者は正々堂々と証人尋問に出て来い」

 タクシー大手の国際自動車前では、前日東京高裁から不当判決を受けた全国際自動車労働組合の伊藤博委員長が「最高裁まで闘って、どちらが正しいのか決着をつける」と決意表明。

 新日鉄住金に対しては、強制連行問題の解決を迫った。強制連行・企業責任追及裁判全国ネットワークの持橋多聞(たもん)共同代表は「文在寅(ムンジェイン)大統領が『慰安婦』問題日韓合意について被害当事者に謝罪した。安倍政権はそのことを全く理解しようとしない。『政府は加害責任を果たせ』と求める共同声明への賛同署名を集め、3月22日政府に提出する」と呼びかけた。

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