2018年03月09日 1517号

【地域に広がる/安倍改憲NO!/3000万署名】

首都圏 2.25「成功させる集い」開催/マンガパンフ・替え歌・パネル/豊かな取り組み交流

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)関東3千万署名プロジェクトは2月25日都内で、「安倍改憲NO!3千万署名を成功させる集い」を開いた。基調報告と東京南部法律事務所・菊地智史弁護士の講演に続き、各地の多彩な取り組みを交流した。

 東京南部から「『平和・環境・人権しながわ』は毎週、大井町駅頭で三線(サンシン)演奏と署名活動。9条の会・品川は若い人の反応が悪い現状に“種を蒔(ま)こう”と話し合い、マンガ入りのミニパンフレット『「キュウジョウ」ってなに?』を2500部作り、残り300部になった。品川総がかり行動はカラー印刷のハガキ署名3万枚を区内全域に配布し、戸別訪問して回収に回る」と報告。

 東京北部は「北区の東京朝鮮中高級学校を訪問し、無償化裁判不当判決や安倍・トランプの戦争挑発の話をしながら署名を要請。10日足らずのうちに158筆がレターパックで返送されてきた。戸別訪問では30軒回り、追いかけてきて『協力します』と言う方や、『戦車が走り爆弾が落ちた。戦争は絶対いや』と体験談を話す方もいた」。

 千葉ではスーパー前で署名活動。「みなさん買い物は安く済ませたい。森友8億円値引きや生活の厳しさの話題が有効。駅頭と違い、ゆったり1時間で40筆集まった」と手応えを語り、替え歌『晋三くんさよなら』を披露した。

 神奈川からは「鶴見駅東西自由通路にパネルをずらっと並べる。カラフルで明るい。見て歩く人が結構いる。ジョン・レノンの『イマジン』を流し、笑顔で『こんにちは』と声をかける」が、「子ども連れの若いママが素通り。どう働きかけるか」と課題も出される。

 三多摩は日野市議選で2期目の当選を果たした有賀精一市議の宣伝ソングを紹介。駆けつけた有賀市議が「主権者である市民がつくる財政民主主義と改憲ノーの市政変革」に向け決意を述べた。


大阪市/4千戸訪問1300人対話/地域から協力者も

 大阪市エリアの署名戸別訪問では、約4400戸を訪れ、約1300人と会話して214筆を集めました(2/24現在)。30日間でのべ125人が地域に足を運び、特に平和と民主主義をともにつくる会・大阪が署名を広げている城東区の地図を少しずつ塗りつぶしています。2月24日には3000万署名の歌を流しマイクで訴える宣伝カーも登場。いろんな方と出会え、じっくり話せ、地域の生活実態がよく見える!が共通の感想です。

 自分の疎開体験・空襲体験や夫がインパールに行ったことなど話してくれたおばあさんたち、「戦争になりそうやから署名する」と若い夫婦、「子どものために」と署名してくれたママ、「足が悪いから中に入って」と高齢の婦人も。「明日、子どもが来る。書いてもらうから取りに来て。寒い中、ご苦労様」と協力を申し出る方もいました。

 改憲ダメの世論を掘り起し、声をあげて安倍のデタラメに騙されない市民の力を拡げているんだと実感します。

 つくる会の毎水曜定例会ではこんな活動を持ち寄り、 "若者は改憲志向なのか""改憲は生活破壊""朝鮮半島の平和と9条改憲"など改憲問題の学習会を行っています。どう訴えたらわかってもらえるか、日本が攻められたらどうするかと言われたらどう話しているか、など署名行動に結びつく意見が飛び交います。

 スーパー前で署名した方が訪問時の誘いで定例会にも参加。「皆が仲良く平和になるよう争いはだめ、平和憲法は変えたらだめ」と街頭で一緒に署名を集めました。訴えるためには学習が大事、と連続して定例会に参加しています。協力してくれる人が増えて刺激になり、元気をもらっているのは私だけではないと感じます。改憲を止める取り組みへの参加者が増えるよう、署名セットと地図をもって明日もがんばろう!

(平和と民主主義をともにつくる会・大阪 森厚子)


堺・河内長野 学習交流重ねる/「9条改憲って何?」/集いで元気スイッチ

 2月17日、堺市・新金岡公民館で「9条改憲って何?」と、小さな集いをもった。11人が参加し、20分のDVDを観た後、自己紹介を兼ねて憲法への想いを交流した。

 次にYさんのお話。1月26〜2月6日辺野古ゲート前の座り込み参加と名護市長選応援、特に期日前投票所での不正防止監視行動を経験して感じたことなど。選挙結果に、悔しさと共に地元の複雑な感情を受けとめこの現実にどう向きあうか、あきらめずに変えていくには―と深く考えさせられた。休憩後、一緒に集めて≠ニ、9条改憲NO!3000万署名の3月街頭行動をよびかけた。

 よかったこと。(1)映像と音があったこと(2)主婦の方が帰り際に署名を手伝おうかしら、と申し出られたこと(3)共産党の方から街頭で使える署名よびかけ大型ポスターのプレゼント(4)私自身に翌日の地域ローラー(各戸訪問)への元気スイッチが入ったこと。対面で耳を傾け、いかに話を聞き、想いを伝えるか。対話の積み重ねが勝負のカギかなあと。

 次回は3月31日、「自衛隊ってどうよ?」を映像と今年度予算から考えます。安倍9条改憲を許さないために、継続したつながりと新たな出会いを求めて。

(堺・河内長野エリア全交 藤丸隆裕)

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