2018年03月14日 1518号

【納税者一揆第2弾に1500人/財務省ぐるみの証拠隠滅/モリ・カケ食い逃げ許さない/原発事故/モリ・カケ/誰も責任をとらないのか!】

 モリ・カケ追及!納税者一揆第2弾の財務省・国税庁包囲行動&デモが3月3日開催され、市民1500人が「モリ・カケ食い逃げ許さない」と怒りを爆発させた。

 財務省・国税庁前では、「国民の財産をお友達に横流しするな」「昭恵氏、佐川氏、孝太郎氏 証人喚問で説明を」などのプラカードを庁舎に向けて掲げ、手を緩めず追及。車道に向けては「安倍たおせ 佐川もヤメロ」の大文字プラカードで通過する車にアピールした。

 財務省による国有地売却に関する決裁文書改ざん疑惑が急浮上する中、主催した「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」の醍醐聰東大名誉教授(財務会計)が呼びかけた。「文章の書き換えではなく改ざんであり、犯罪だ。佐川だけでなく財務省の組織ぐるみの証拠隠滅で、こんな政府をこれ以上許せない。普段知らない人たちがインターネットなどで知って集まり、心を一つにして声を上げる。これが自立した個人がつくる本当の民主主義の姿だ。この草の根の声を主権者に、納税者に伝えていかねばならない。今日は安倍に苦しめられている現場の声を集めてぶつけよう」

 双葉町から避難している亀屋幸子さんは「大事故を起こしながら、誰も責任を取っていない。心を一つに、絶対安倍を許さないで」。元劇団わらび座の末武あすなろさんは「佐川出て来い、さっさと出て来い、佐川辞めろ、さっさと辞めろ、私たちの税金返せ」とリズミカルに元気よくコールした。

 「障がい児を理由に離婚され、現在は介護の親も抱えて苦しい生活。弱い者の痛みを何も感じない政府はおかしい」「ひとり親家庭のために地域で月に1回子ども食堂を開いているが、それでは生活支援にならない。自己責任にして放置する国に未来はあるのか」。忖度(そんたく)の一方で切り捨てられる生活者の怒りのスピーチが相次いだ。



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