2018年04月06日 1521号

【改ざん政権 憲法さわるな/総辞職求める新宿大街宣/歩行者天国をオキュパイ/プラカードを手に8000人/言うこと聞かせる番だ俺たちが】

 3月25日、「未来のための公共」と「Stand For Truth」が呼びかけた「内閣総辞職を求める緊急新宿大街宣」。新宿通りの歩行者天国を8000人が埋め尽くした。

 「きょうの自民党大会で改憲推進の方針が確認されたようだが、そんなことをやってる場合だろうか。何よりまず公文書改ざんの真相解明。改憲に割く労力があるなら、さまざまな社会問題の対処に割いてほしい。安倍政権の優先順位はめちゃくちゃだ」。司会の女性が口火を切る。

 プラカードにも改憲断念を迫る言葉が並んだ。「その汚い手で憲法に触れるな」「改ざん政権が憲法を変えるのやめてほしい」「改憲よりも住みよい社会を」。通りがかりの男性会社員が壇上へ。「毎月家賃を12万円払ってます。奨学金を2万5千円返してます。税金高い。生活苦しい。なんで安倍総理のお友達で『安倍首相万歳』と幼稚園児に言わせてるヤツは8億円も値引きして土地をもらえるのか」と怒りをぶちまける。

 精神科医の香山リカさんは「私たちが求めるのは安倍政権の退陣だけではない。森友学園の思想に共鳴した安倍さんの考え、軍国主義、排外主義、人を差別したり優劣をつけたり、社会を分断して誰かを追い出そうとする。こうした考え方そのものを消し、みんなが生きやすく互いに協力し合える社会をつくらなければいけない」と力説した。

 「公的文書を改ざんするな」「ウソをつくな」「ホントのこと言え」に加え、「みんなの暮らしに税金使え」「言うこと聞かせる番だ俺たちが」のコールが熱を帯びた。







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