2018年05月25日 1527号

【柳瀬ウソ証言に怒り 国会前連続行動で追撃】

 柳瀬唯夫元首相秘書官が衆参予算委員会に参考人招致された5月10日、総がかり行動実行委員会の国会前行動に600人が参加。ウソを重ね、逃げ切りをはかる安倍政権に追撃の狼煙(のろし)をあげた。

 立憲民主・共産・沖縄の風の国会議員が駆けつける。加計学園関係者と官邸で3回も会う厚遇をしながら、「総理に報告したことはない」とうそぶく柳瀬発言に対し、さらなる証人喚問で追及を強める決意が語られた。

 主催者あいさつに立った福山真劫(しんごう)さんは「嘘つき・厚顔無恥・悪だくみ・忖度強制・セクハラ―あらゆる悪罵があたる安倍政権を韓国のように100万の大衆で包囲しよう」と呼びかけた。

 市民3人が連帯あいさつ。神奈川「9の日スタンディング★ちがさき」の岡本棟守(むねもり)さんは「2003年イラク戦争抗議から9の日、2015年戦争法の闘いから毎日、足かけ16年で立った人は2万人を超えた。『原発のない社会』『9条がある社会』が共通スローガン。小さなメディアに自分がなる」と揺るぎない歩みを語る。安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合の諏訪原(すわはら)健(たけし)さんは「『首相に報告しない』と柳瀬秘書官。『セクハラ罪はない』と麻生大臣。共通しているのはどこまでも開き直る姿勢だ」と怒りをこめた。雇用共同アクションの柚木(ゆのき)康子さんは「労働法制大改悪案の審議が始まった。労働基準法はあくまで最低基準。それを壊す法律は絶対に認められない」と強行採決を許さない行動へ結集を訴えた。

 最後に、木曜行動、19日行動(5月は14時〜議員会館前)、5・26美(ちゅ)ら海壊すな国会包囲(14時〜)など国会前連続行動、6・5オスプレイ飛ばすな!首都圏行動(18時半〜日比谷野外音楽堂)、6・10安倍政権をひきずりおろす大行動などが提起され、韓国キャンドル革命で歌われた『真実は沈まない』の歌声を響かせた。

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