2018年05月25日 1527号

【「働かせ方大改悪」 今国会成立を許すな 雇用共同アクションが行動強化】

 労働時間規制適用外の労働者をつくり出し、過労死を合法化する「働かせ方大改悪」法案。今国会会期中の成立を狙う動きが強まっている。

 5月11日の国会前行動で情勢報告した雇用共同アクションの伊藤圭一事務局長は「与党はあり得ない強気の姿勢。野党欠席の“空回し”も審議時間にカウントし、5月18日にも委員会採決の構えだ。一部労働団体が高度プロフェッショナル制度に反対しつつも『すべてを流してはならない。速やかに成立させるべきだ』と表明していることが背景にある」と指摘し、「傍聴席をいっぱいにし、足並みをそろえて闘う野党を激励しよう」と呼びかけた。

 福島みずほ(社民)、山添拓(共産)両参院議員があいさつ。「24時間労働を24日続けさせても違法ではない。安倍政権は労働者を生きている人間と見ていない。ぼろ雑巾のように使い捨てできるモノとしか思っていない」(福島議員)と糾弾した。

 雇用共同アクションは厚生労働委員会の審議日に合わせて水曜・金曜に昼休み行動を配置し、委員会傍聴や座り込みなどの行動も強める。

「8時間働けば生活できる社会を」労働法制改悪を阻止するための全国運動実行委員会が呼びかけた全国キャラバン(5月14日・自民党大阪府連前・大阪市、提供;なかまユニオン)
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