2018年06月01日 1528号

【モリカケ疑惑徹底追及/安倍を倒す連続闘争 6・10国会前大集会へ】

 国会会期末まで1か月。総がかり行動主催の国会前行動に5月17日700人、19日2500人が集った。「働き方改革」法案採決を許さず、安倍内閣を総辞職に追い込む連続闘争に力をつくすときだ。

 17日、主催者あいさつした高田健さんは、韓国の80年代民主化闘争を描いたマンガ『沸点』を紹介し、「国会終盤1か月で15回の高原闘争。薪をくべるような闘いで安倍内閣を追いつめよう」。19日は長尾ゆりさんが「TPP・カジノ法案など悪法を力ずくで押し通す国会に行動を集中しよう」と呼びかけた。

 連帯あいさつは17日、日本労働弁護団事務局次長の中村優介さん。「加藤大臣は十数人から聞き、ニーズがあると言うが、まず過労死家族会『命は元へ戻らない』の声を聞け」。埼玉の市民は「笑顔を絶やさない3000万署名訪問活動で4軒に3軒はしてくれる」と街中の変化を強調。女性団体からは「麻生大臣の『セクハラ罪はない』の開き直り発言は、人間の尊厳を傷つける重大な人権侵害だ」と警告が発せられた。

 19日は、安保関連法に反対する学者の会・横湯(よこゆ)園子さん(中央大学名誉教授・心理学)。「戦争の兆候はノイローゼと結核。結核は97年から急増している。戦争の前症状に気づくべきだ」。安保法制違憲訴訟の会の杉浦ひとみ弁護士は「原告の陳述を聞き理解を示した裁判官が4月の異動で排除され、総とりかえ。証人採用は予断を許さない」と法廷を埋める傍聴を訴えた。止めよう!辺野古埋立て国会包囲実行委員会の野平晋作さんは「不都合な真実隠蔽は辺野古も同様。海域の軟弱な地盤・活断層の存在を認識しながら、否定している」と指摘した。

 木曜行動と19日行動に加え、5・26美(ちゅ)ら海壊すな国会包囲や6・5オスプレイ飛ばすな!首都圏行動(18時半〜日比谷野外音楽堂)、6・10国会正門前大集会(14時〜)が提起された。

ZENKOも独自集会

 ZENKOは19日、総がかり行動に先立ち独自集会を開催。関西からの参加者は自作の『9条守ろう三千万署名の歌』を元気に歌った。3000万署名全戸訪問を報告した戸川悦子さん(大阪・枚方<ひらかた>市)は「4・14国会大行動で市民の力を実感。これが広がらないと安倍は倒せない、と駆けつけた。連日の国会前行動に地域で応え、6月10日は枚方からもっと多く参加する」との決意を持ち帰った。



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