2018年06月15日 1530号

【米軍Xバンドレーダー基地撤去/京都・京丹後市で集会・デモに200人】

 6月3日、京都府北端の京丹後市で「米軍Xバンドレーダー基地撤去!東アジアに平和を!6・3京丹後総決起集会」が開催された。米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会が主催し、地元市民団体である「米軍基地建設を憂う宇川有志の会(憂う会)」が協賛。京都府ほか近畿一円から約200人が参加した。集会には、同じく米軍によるXバンドレーダーとTHAAD(サード)(高高度防衛ミサイル)の配備に反対して闘う韓国・金泉(★キムチョン)の住民代表2人と、沖縄から平和運動センター議長の山城博治さんも参加した。

 憂う会事務局長の永井友昭さんが現地報告。4月10日に米軍基地拡張の第二期工事が開始されたが、工事の事前通告の約束も、土日に工事はしないとの約束も守られず、基地の敷地外の掘削をおこなうなど、あまりにひどい実態を怒りを込めて告発した。6月1日には、レーダー停波の約束を守らなかったため、ドクターヘリが大幅に遅れた事件も発覚した。

 山城博治さんは「福井に原発が15基もあるのに、ここにレーダー基地を置いてミサイルを打ち落とすという。ありえない。南西諸島は米軍基地、ミサイル基地だらけの状況だ。この国は戦争できないし、やってはならない」と訴えた。

 金泉サード配備反対市民対策委員会のパク・ビョンジュさんは「ミサイル防衛網というが、ミサイル先制攻撃網だ。金泉市民は今日で653回、1日も欠かさずろうそく集会を続けて闘っている」と報告した。

 集会後参加者は、米軍基地および隣接する自衛隊基地に向けてデモを行った。

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