2018年07月06日 1533号

【ヘイトはねのける集会に1000人/沖縄 アジアと連帯し反撃 大阪】

 6月23日、大阪市中央公会堂大ホールに1千人の熱気があふれた。「差別・排外主義者を利用し労働組合潰しをおこなう資本・権力の弾圧に抗議する総決起集会」(主催―あらゆるヘイトを跳ね除ける実行委員会)は力強いシュプレヒコールでスタート。悪辣な経営者、大阪広域生コン協同組合とヘイト・レイシスト集団による連帯ユニオン関生(かんなま)支部破壊への反撃を中心に呼びかけられた集会は、あらゆるヘイトと闘う労働者・市民が集う場となった。

 関生支部武(たけ)建一執行委員長が「人権侵害の延長上に戦争がある。民主主義の危機に、沖縄はじめ多くの人と団結して断固闘う」と熱く決意表明する。

 朝鮮総聯大阪府本部の姜賢(カンヒョン)さんは、北南、朝米の首脳会談で新しい平和の時代が訪れた意義を語り、「世界の流れに逆行する在特会の朝鮮学校ヘイトや労働組合つぶしを絶対許さない。高校無償化排除の差別・排外主義と闘う」と連帯アピール。「慰霊の日」に沖縄から駆け付けた沖縄平和運動センター・山城博治さんは「大阪の地で権力や右翼、レイシストと対峙し、奮闘されている皆さんに感動を覚えた。本日翁長知事は病をおしてあいさつしたが、安倍は8月大浦湾土砂投入を公言。沖縄は安倍のものではない。私たちは身体を張って止める。総力をあげ、沖縄も大阪も連帯し国家の暴力≠ノ反撃しよう」と熱いエールを送った。

 集会まとめは、実行委員会から山川よしやすZENKO共同代表。「ヘイト集団、警察権力などによるあらゆる運動弾圧に対する闘いは私たち自身の闘い」と強調し、「悪の根底にある安倍政治打倒へ。人間らしく生きる勇気を持って皆の力を総結集しよう」と締めくくった。
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