2018年07月20日 1535号

【地域の怒りを持ち寄り 2018ZENKOin大阪へ】

 今、甚大な西日本豪雨災害への対策よりも賭博合法化=カジノ法案を優先させる安倍政権に全国で怒りが広がっている。2018ZENKOin大阪(第48回平和と民主主義をめざす全国交歓会、7月28〜29日)に向けた関西各地の集いでも、アベ政治に怒りが噴出した。大阪市の取り組みを紹介する。

大阪市 「災害に胸ふさがれる」 アベ・維新に怒り噴出

 平和と民主主義をともにつくる会・大阪は7月8日、城東区で「山川よしやすとともに語る集い」を開催した。参加した50数人のアットホームな雰囲気の中、会代表の山川さんが講演。「安倍はあきらめと脅しで市民を押さえつけるが、韓国をはじめ世界の平和を求める力が情勢を劇的に変えた。連帯し声をあげ続けよう。市民と野党の共闘が展望を切り開く」と強調した。

 安倍政権、維新政治への私のひと言≠参加者が書き、「大阪市長は弱いものいじめするな」「これからは平和の時代、安倍さんはやめて」と切実な声がボードに並ぶ。

 ここで安倍、松井知事、吉村市長のお面をつけた3人が登場。直接声をぶつけようと、みなマイクを握る。最初の女性が「災害報道に胸ふさがれる思い。オウムの死刑執行も闇に葬られることに疑問」と口火を切り、途切れなく手があがる。「大阪は貧困率が高いのに、なぜ介護保険料が全国一高いのか」「IRは絶対依存症の問題に」「市民病院の閉鎖で駆け込み寺の病院を奪った」―維新政治への怒りの発言に拍手。原発やリニア、カジノ、軍拡など、子どもたちに借金漬けの日本の未来を背負わせるな、と怒り噴出だ。安倍*が「あなたたちとは人生観の相違ですな」とうそぶくと、山川さんが「あなたに人権侵害する自由はないのだ」と一喝。集い参加者一同で「大阪にカジノはいらない」決議もあげた。

 こうした怒りを持ち寄る場、ZENKOin大阪が映像で紹介された。その場で、「初めてだけど、参加したい」とチケット購入も次々と。城東区内に配布している通信読者の方も多数参加し、日ごろ感じている怒りや要望を共有できた。「市民の力で変える」展望を切り開くあたたかい手作り集会となった。

 ZENKO当日は、この日参加したみなさんと、朴槿恵(パククネ)を倒した歌の日本版「安倍はクビ」で元気に登壇したい。

(平和と民主主義をともにつくる会・大阪 田中秋子)



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