2018年07月27日 1536号

【地域から怒りを/3000万署名/安倍退陣行動/「やめろやめろアベやめろ」/ZENKOが替え歌で宣伝】

 「西日本豪雨で200人以上亡くなっているときに、ばくち合法化なんてとんでもない」。ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は7月14日、東京・品川区のJR大崎駅東口で3000万署名活動を実施した。

 大崎駅前は再開発が進み、土曜の午後とあって人の流れは途切れることがない。そんな中、ZENKOユースは『走れコウタロー』の替え歌『やめろアベシンゾー』を披露。「アベノミクスは大失敗/森友・加計はウソだらけ」「やめろやめろアベやめろ/腐った政治を終わらせよう」とにぎやかに歌った。

 「月桃の花」歌舞団のエイサーが始まると、足を止め、署名板に向かう人が数を増す。新曲『前へ―主権の歌』では、「前へ 前へ その日まで/前へ ウソつきやめるまで」「ウソつき 戦争の始まり/ウソつき ウソ重ねるものに/命を委ねはしない」と声を弾ませた。「平和憲法を守らせましょう」「戦争する国はごめんです」。署名を呼びかける声にも力がこもる。

 1時間足らずの行動で集まった署名は31筆に上った。


憲法を若い人、子どもへ/タクシーの中でも署名集める

 私はタクシー運転手です。

 先日、若い男女が乗って来ました。「この前、地震はどうでした?」「こわかった!」「こんなに地震の多い国で原発はあかんやろ?」「うん」。頷(うなず)いてくれました。「憲法は、おっちゃんのお父さんお母さんがおっちゃんに遺(のこ)してくれたもんやと思うてます。だから若い人、子どもにつなぎたい。これから生まれて来るあなたたちの子どもへ、あなたたちの思いを込めてこの3000万署名をしてくれませんか」

 署名した二人は暗い路地に降りて行きました。発進しながら見ると、二人は振り向いて手を振ってくれました。

 こうした若い人に、今を生きる一人の大人として何をつなげるか。絶対に許せないのが、遺族の方の声を聞くことも拒んだ「過労死促進法」強行採決。東京郊外「高尾みころも霊堂」に、その年に労災で亡くなった人数を刻んだ石碑があるといいます。3354名、3405名、3210名…これは戦争か! 「9年余り毎日(息子の)帰りを待っておりますが、帰って来ません…一人で寂しく悲しい、くやしい」。遺族の言葉です。

 一人でもそんな遺族をつくるのは政治家の犯罪! 私は死ぬまで言い続けます!

 (大阪市・倉富久夫)
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