2018年07月27日 1536号

【豪雨災害より宴会・カジノ 人命よりアベ友利権/総がかり国会前行動に600人/辺野古の海を埋めるな】

 西日本豪雨災害ただ中の7月12日夜、総がかり国会前行動に600人が参加した。

 国会議員は災害よりカジノ・参院定数増を優先させる安倍政権を糾弾。「土砂対策の責任者・石井国交大臣が国会で賭博の議論。あり得ない」(共産・井上哲士(さとし)参院議員)「阪神・東日本大震災時は与野党問わず災害対策に全力をあげた。安倍政権は命よりバクチ・金儲け・利権だ」(社民・福島みずほ参院議員)「一昨年強行採決した『カジノ推進法』は議員立法だったが、今回の『カジノ実施法』は内閣直置きの『IR(統合型リゾート)整備推進本部』が作った官邸提出法。安倍総理自らが主務大臣だ。加計学園と同じ構図で、アベ友はトランプ応援団のカジノ業者」(立憲民主・阿部知子衆院議員)と厳しく批判した。

 菱山南帆子さんが主催者あいさつ。「豪雨の中、人の命より宴会優先。安倍首相は自衛隊を災害救援ではなくフランスの軍事パレードに連れていこうとした。セウォル号沈没時、朴槿恵(パククネ)政権の対応の遅さに怒りが広がり、キャンドル革命に発展した。人命軽視・女性差別・憲法破壊の安倍政権を打倒しよう」 と力強く呼びかけた。

 参加者発言では、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの木村辰彦さんが訴えた。「当初の計画は2014年着工、19年埋め立て完了。しかし、今なお一粒の土砂も投入させていない。超軟弱地盤にケーソンを沈め、大浦湾を埋め立てるには、海底工事変更申請が必要。翁長知事が11月再選を果たせば、許可しない。工事は止められる。米朝首脳会談など平和の流れが進み、米海兵隊の沖縄駐留の根拠は崩れている。土砂投入阻止へ、8月11日3万人規模の県民大会を開く」

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