2018年11月16日 1551号

【11.4団結まつり/3000人が楽しむ/沖縄・韓国の闘いに学び安倍打倒/東アジアの平和を ともにつくろう!】

 「東アジアの平和をともにつくろう!」と団結まつり(主催:ZENKO<平和と民主主義をめざす全国交歓会>)が11月4日、大阪・扇町公園で開催された。韓国、沖縄からゲストを迎え、労働組合弾圧や原発賠償訴訟、地域変革など関西圏で闘う人びとが集い、団結を固めた。綱引きや餅つき、歌あり踊りあり。模擬店が並ぶ会場に3千人が足を運び、楽しく、しなやかに、安倍政権打倒の闘いを誓った。

 辺野古新基地建設工事が強行再開。沖縄平和運動センター山城博治議長が共に闘うことを訴えた。ZENKOが取り組む毎月の沖縄連帯行動、堺市、大津市など新基地建設反対の意見書採択への取り組みが応える。

 歴史的な進展を見せる朝鮮半島。韓国から、社会変革をめざす代案文化連帯からキム・アラムさん、ユ・ミヒさんが、保守冷戦勢力の妨害を報告。真の平和を勝ち取るための日韓青年交流、連帯の強化の重要性を語った。

 日本の朝鮮敵視政策は続いている。朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪の林学(リンハク)さんは「沖縄の闘いに勇気づけられた。まだ闘える。最高裁で逆転する」と大阪高裁不当判決と闘う決意を語る。

 ZENKO共同代表の山川よしやすさんは主催者あいさつで「軍事優先、生活破壊の安倍政権。軍事費を社会保障へと、主権者が声を上げ、行動すれば社会は変えていける時代だ」と呼びかけた。団結まつりに集った多くの闘いが一つ一つつながれば、安倍を追いつめる力は増す。

 労働組合つぶしの大弾圧を許さない!実行委員会の小林勝彦さんは「1労組の問題ではない。民主主義つぶしに対し12月8日連帯集会へ」。非正規切りと闘うLIA労組は「勝たせる会」を結成し支援を広げる。原発賠償京都訴訟原告団は控訴審(12/14大阪高裁)への傍聴を呼びかけた。

 地域から政治を変える闘いも始まっている。新たに自治体選挙に挑戦する大津市、大阪市(城東区)、茨木市、3期目をめざす向日市。枚方市は3期目の現職とともに2議席目をめざす。連帯のあいさつには、共産党大阪府委員会太田いつみ副委員長、社民党寝屋川支部木邨(きむら)秀幸支部長。ともに市民と野党の共闘を広げる決意が表明された。



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