2019年04月05日 1570号

【新たな土砂投入 許さない/首都圏各地で行動】

 3月24日、池袋での集会に加え、首都圏各地でさまざまな行動が取り組まれた。

 横浜・鶴見駅西口デッキでは、前週に続き「辺野古の海を埋めないで!鶴見駅前アクション」。『島唄』に乗せた「月桃の花」歌舞団のエイサーで幕が開く。「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」代表の青島まさはるさんが「1か月前の県民投票で示された民意を踏み潰す新たな工区への土砂投入を絶対に許さない」と主催者あいさつ。

 ジュゴン・クイズが3問、出された。「何を食べているか」「どう呼吸しているか」「子を産む頻度は」。草食のジュゴンは海草(うみくさ)藻場が欠かせず、肺呼吸なので海面上に出て来なければならず、何年かに1回しか出産しない。ジュゴンが死んで見つかったのは、新基地建設に伴う生息環境の悪化が影響していることが明らかにされる。

 「ジュゴンが死んでも海は埋めちゃうよー」とのたまう安倍首相に対し、ジュゴン・シールを貼って美(ちゅ)ら海を取り戻すアクションも引き続き大好評。茶色くなった海が100枚ほどのシールでまたたく間にきれいになった。

 東京・足立区の北千住駅西口でも、夕方1時間半にわたって街頭行動。三線(サンシン)を響かせ、海勢頭(うみせど)豊さん作曲の『琉球賛歌』『月桃』『辺野古旅情』や山城博治さん作詞の『沖縄今こそ立ち上がろう』などを歌いながら、「辺野古新基地NO!」署名への協力を呼びかける。

 十数年前に辺野古を訪れ、大浦湾をボートでめぐったという男性。柔道部の合同合宿で東京に滞在中の北海道の大学生たち―署名に応じる人が相次ぎ、隣の葛飾区で署名活動を続ける女性が持ち込んだ分と合わせて82筆が集まった。小学生と2歳の子どもを連れた女性からは『土屋のりこ(足立区議)通信』読者登録の申し込みがあった。

 行動の様子はフェイスブックのライブ動画で配信され、同時中継で見ていた人や「いいね」と応答した人もいた。





大阪ではステッカー投票

 ZENKO大阪も抗議行動を行った。城東区内を通る国道1号線の大きな交差点。エイサー隊も繰り出し、約30人のメンバーが4つの角に分かれて抗議のチラシ配布と新基地の賛否を問うステッカー投票に取り組んだ。大阪は維新政治の是非を問う知事選・市長選が始まっている。カジノの賛否にもステッカーを貼ってもらった。2時間の取り組みで約160人を超える市民が応じた。

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS