2019年04月26日 1573号

【衆院補選・地方選勝利で安倍を追い詰めよう】

 4月21日が投開票となる衆院補欠選挙(沖縄3区、大阪12区)と地方選挙後半戦が争われている。ともに生活破壊、民主主義破壊を強める安倍政権を追い詰める重要な闘いだ。

 沖縄は新基地のある名護市を含む選挙区で、基地反対の屋良朝博候補と容認する島尻あい子候補が一騎打ち。大阪では現職衆院議員、共産党の宮本たけしさんが無所属で立候補。市民と野党共闘を促進するうえで勝利は譲れない。

 地方議会議員選では滋賀県大津市、大阪府枚方(ひらかた)市で市民派候補が奮闘している。出発式を追った。

大阪・枚方市議選―「市政の主役は市民」 初当選めざす松田久子候補 介護の現場からの声を市議会へ

 4月14日にスタートした枚方市議会議員選挙(4月21日投開票)は、定数32のところに48人が立候補。市民派として再挑戦する松田久子さん(福祉・介護を考える「すずらんの集い」)。出発式に集まった支持者から応援の言葉が次々に語られた。

 枚方市の福祉施策を見つめ続けてきた賀数勝次さんは「共助より自助と言われる今、介護の現場を知る松田さんの力が、何より求められている。当選に向けてともにがんばりたい」とエールを送る。近隣の人からは「知り合って間はないが、この暖かいお人柄だから、応援したい」と。

 「すずらんの集い」で関わってきた介護被支援者は「あなたが通らなければダメよ!」と熱い激励の言葉を贈った。

 最後に、松田久子さんが激励に答え決意を述べた。

 「今、市役所建替えを含む市駅前整備計画が進められていることをご存知でしょうか?ほとんどの市民は、まだこの計画を知らされていません。市民の中で議論が起こらない内に、駅前の一等地を民間業者の儲けに差し出そうと急いで進めている、この事態こそが、維新市政です」

 市民不在の独善性。維新政治に反対する市民の先頭に立ち、市議会を変えていく思いは強い。

 「介護労働者の現場も、それを支えている家庭も、私たちの暮らしは、もう限界です。市民の命と健康を何より大切にする街へ変えていくために、ぜひ私に力を与えてください」

 市民自らが決定できる枚方市へ。選挙戦が始まった。

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