2019年06月07日 1578号

【出会って・踊って・集まって 歌舞団フェスタと公開リハーサル 6・15『ガマ人間』大阪・茨木公演へ】

 2018年6月18日に大阪府茨木市をはじめ近隣を襲った「大阪北部地震」。まだその爪痕が所々残っているその茨木市で、地震から1年になる6月15日にミュージカル『ガマ人間 あらわる』茨木公演を開催します。

 この公演は、若いメンバーからの「もっと演技をしたい」「もっとエイサーを踊りたい」という声を受け、「憲法いかそう茨木市民の会」のメンバーとともに開催が実現したものです。

 2月10日の第1回公開リハーサルを皮切りに、2月17日には1回目の駅前ストリートライブ。5月18日第2回公開リハーサルまでに9回のストリートライブを積み重ねてきました。2回、3回と行っていくうちに毎回観に来てくれる人も現れ、「チラシ撒き、手伝うわ」と声をかけてくれるようになりました。

 野外での「歌舞団フェスタ」はゴールデンウィークの4月29日。当日は、会場となる阪急茨木市駅の広場でエイサーあり、唄三線(うたさんしん)あり、合唱あり。そしてエイサー体験タイムでは、駅前が解放区のように大盛り上がりでした。

 「私が歌舞団に入ろうと思ったきっかけは、今の自分を変えたいという思いがあったからです。歌舞団に入って人前でエイサーを踊り、ミュージカルに参加することで、自信をもつこと、自分を表現することができるようになりました」という若い団員のミュージカルにかける思いに、観客が聞き入っていました。

 このフェスタで、「わたし、この歌をいつも歌っている」「エイサーをやってみたい」との声がたくさん聞けて「公開リハーサルも必ず観に行く」とチケットを預かる方も。

公開リハに60人以上が

 平日もストリートライブをしようと、木曜日の夜に行い、そこでも新しい出会いがありました。小学校5年生の女の子が「私もエイサーを運動会で踊った」とのことで一緒にジョイントしました。すると演舞の型が同じ! 確かめると歌舞団が主催する「教職員向けのエイサー講習会」で先生に教えた型を運動会で踊ったとのことでした。彼女はその後のストリートライブや公開リハーサルにも参加し、なんと6月15日の本番も出演してくれることになりました。

 5月18日の公開リハーサルには、「駅前でチラシをもらったから来た」など“歌舞団が初めて”という観客60人以上が集まりました。

 読者の皆さま、若いメンバーと、出会った方々の想いがつまったミュージカルをぜひご覧ください。

(「月桃の花」歌舞団・若林利行)

茨木公演

日時:2019年6月15日(土)14:00開演
場所:茨木市立男女共生センター ローズWAM(ワムホール)
問合せ:06-6885-8475 メール:info@gkabudan.jp

 
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